代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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太陽光発電が地球温暖化を促進? 安全基金の活動と考え方(146)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 「縄文」の特別展(9月2日まで東京国立博物館)を見て、2500年以上前の縄文人が、すばらしい美意識と技術を持っていたことに圧倒されました。
 縄の目の土器を作っていたので「縄文」と呼ばれるわけですが、縄の目には2種類がありました。土器の下の方は、どれも縄で付けたようですが、 そこ以外の縄文は作られ、書き込まれていました。
 一周しても重ならないように計算されており、上に行くほど縄模様が精緻になり、本当に縄の目のように見える模様が描かれていました。 現代でも一流の人しか付けられないと思われる模様を、1万年前の縄文人が大きな土器に書いていたのです。

 縄文時代が生まれたのは、氷河期が終わって温暖化が進んだ1万3000年ほど前。それから1万年以上続いた中に、矢じりの多い時期が2〜3度あり、 それは寒くなって食糧が不足した時期でした。
 縄文を代表する三内丸山遺跡は青森県にあります。当時は今の関東ぐらいの暖かさ。つまり、今ぐらいの温暖化は、人為的でなくても起きるわけです。
 今、起きている地球温暖化は、CO2濃度が急上昇しているため、という国際的な通説はまったく信用できません。  炭酸飲料を温めると泡が出てくるように、地球が温暖化すると海からCO2 が出てきます。 それで「地球が温暖化したから、大気中のCO2濃度が高くなった」という「槌田・近藤学説」をベースに考える必要があります。
 資源とエネルギーを大量に使い、大気汚染を起こしている人為活動が、地球の気候に影響していないはずはありません。 ただ複雑すぎて、気温や気候の変動に何がどう影響しているかが、正確にわからないのです。
 実態から言えば、2011年以降、稼働しない原発が増え、世界中で大きく増えたのは太陽光発電です。その間に地球温暖化が進んだので、 太陽光発電を推進しても地球温暖化は止められなかったわけです。
 太陽光を電気に変えた分だけエネルギーの節約になっているという説はまやかしです。 太陽光発電の装置を造り、設置するのに投入された資源とエネルギーのごく一部を、そのまま火力発電に使っていれば、同じ量の電気を造ることができていました。
 太陽光発電の固定価格買取制度では当初、家庭用は10年間42円/kWh、産業用は20年間40円/kWhの売電単価が設定されました。 これから考えると、火力で電力を造っていれば、資源とエネルギーは5分の1から10分の1に節約できたと考えられます。

 最近、フィルムの太陽光発電装置ができたので、これを屋根や壁に貼りつければ資源を節約できます。 しかし、夜は発電しないので、夜用の発電装置か蓄電池が必要で、二重の設備投資になって、やはり、資源とエネルギーのムダ使いになります。
 蓄電池に技術革命が起こって桁違いにコストが下がらない限り、太陽光発電が「地球にやさしい」「再生可能」はウソです。
 太陽光発電を推進しても地球温暖化は防止できず、菅直人政権を支えた自然エネルギー推進派が大儲けしただけなのです。

2018年9月号No353より

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