ホームページでも順々にアップしていきます。お楽しみに! >>バックナンバー
「精製食品が美味しい理由」 安全基金の活動と考え方(77)
食品と暮らしの安全基金代表 小若順一
「満腹感」が起きる原理が、より深くわかるようになったと報道されました。
脳の食欲中枢で「ネスファチン」と呼ばれるたんぱく質が増えて「満腹感」が生じます。
このネスファチンを持つ脳神経細胞が、高濃度のブドウ糖とインスリンに反応して活性化することが発見されたというのです。
現代は、満腹感を感じないで際限なく食べ、肥満になる人が増えています。
ここにミネラル不足の原理が隠れているというのが、私の説です。
実験は、ミネラルが足りた条件のもとで行われています。
ミネラル不足だと、ネスファチンをもつ細胞の活性化が不十分になりますし、神経伝達物質が不足して神経伝達も不十分になるので、満腹感を感じるのが遅くなります。
人間は、それで食べ過ぎているのです。
このことに気づいたのは、私のダシ体験から。東京・麹町にいたころ、昼と夜は外食で、朝はパン食。家庭料理を食べるのは週に2度ほどでした。
当時は、トンカツを食べて満腹になって店を出たとき、前に寿司屋があると「食べたい!」と思ったほど、常に食欲がありました。
ところが、天然ダシを販売しようと、数十種類のだしを集めて、ポケットに入れて持ち歩き、外食のときにかけては味見していたところ、
気がつくと、満腹のときのヘンな食欲が消えていました。
ほぼ同時に、寝る前に足がつりそうになる感覚もなくなったので、ほんの少しミネラルを補給するだけで、体が正常になることを実感したのです。
では、現代の食品はどうしてミネラル不足になったのでしょうか。
これから暑くなるにしたがって、350ミリリットルの缶飲料がよく売れるようになりますが、ここにも、現代食品の秘密が隠れています。
喉が渇いているとき、無果汁の甘い飲料なら350ミリリットルを簡単に飲み干すことができます。
ところが、果汁100%のジュースを350ミリリットル飲もうとすると大変です。
ミネラルやビタミンなどの栄養成分が十分に入っていたら、程よいところで「満腹感」が出て、
それ以上食べたいとか飲みたいとは思わなくなるので、意識して無理しないと飲めません。
チョコレートも、ミネラルが豊富なので、少量しか食べられません。
いつまでもおいしく食べ続けられる代表的な食品はスナック菓子で、これは典型的なミネラル不足食品です。
現代の食品は、ほぼすべて化学調味料で味付けされているので、美味しく感じます。
その美味しさが、ミネラル不足食品は最後まで続くので、食べ終えたときに好印象が残るのです。
一方、ミネラルの豊富な食品は、食べ終えたときの印象は、「満腹感」になります。
したがって、2度目に買われるのはミネラル不足食品になり、精製度の高い食品だけが市場で生き残って、加工食品や外食はミネラル不足食品ばかりになっているのです。
このことを自覚して、化学調味料無添加にこだわり、ミネラルが足りる食事にすれば、ムダに太らず、今より健康でいられます。
2012年5月1日発行 No.277より
バックナンバー
安全基金の活動と考え方(76)「原発事故に備え決死隊の創設を」
安全基金の活動と考え方(75)「寒冷化に備える気構えを」
安全基金の活動と考え方(74)「双葉町長への抗議状」
安全基金の活動と考え方(73)「頭と運動神経を良くして生きよう」
安全基金の活動と考え方(72)「TPP交渉への対応方法」
安全基金の活動と考え方(71)「世界一危険になった「日本の米」」
安全基金の活動と考え方(70)「放射能汚染地の居住に年齢制限を」
安全基金の活動と考え方(69)「子どもを守るために」
安全基金の活動と考え方(68)「日本人の遺伝子を守る心構えを」
安全基金の活動と考え方(67)「「原発全廃」の世論を過半数に」
安全基金の活動と考え方(66)「原発をなくすために」
安全基金の活動と考え方(65)「「フクシマ」の映像作品を作ろう」
安全基金の活動と考え方(64)「みんなで原発廃止の声を」
安全基金の活動と考え方(63)「発達障害の治療と予防は食べ物から」
安全基金の活動と考え方(62)「地域で「病人」を救う活動を」
安全基金の活動と考え方(61)「食品・栄養・医療・薬の分野で大変革が」
安全基金の活動と考え方(60)「『無添加白だし(三合わせ)』の原料を食べよう」
安全基金の活動と考え方(59)「ミネラル不足症状を治す道筋」
安全基金の活動と考え方(58)「ミネラル不足「1ヵ月で病気に」」
安全基金の活動と考え方(57)「中国は原発を100基にする」
安全基金の活動と考え方(56)「ポスターで状況を変えよう」
安全基金の活動と考え方(55)「菅政権に期待する」
安全基金の活動と考え方(54)「口蹄疫を拡大させた獣医師」
安全基金の活動と考え方(53)「サプリメントに逃げてはいけない」
安全基金の活動と考え方(52)「「科学検証」の実態と限界」
安全基金の活動と考え方(51)「調査捕鯨をやめる時期にきた」
安全基金の活動と考え方(50)「250号を迎えて− 読者の皆様に感謝」
安全基金の活動と考え方(49)「食べ物の原点は木の実」
安全基金の活動と考え方(48)「「入っていない」がわからない添加物表示」
安全基金の活動と考え方(47)「脱官僚には時間がかかる」
安全基金の活動と考え方(46)「25周年記念講演Fミネラル(必須微量元素)不足」
安全基金の活動と考え方(45)「25周年記念講演E排気のきれいな掃除機」
安全基金の活動と考え方(44)「25周年記念講演D抗生物質の分野別使用量を入手」
安全基金の活動と考え方(43)「25周年記念講演B室内の空気汚染が危ない」
安全基金の活動と考え方(42)「25周年記念講演B室内の空気汚染が危ない」
安全基金の活動と考え方(41)「25周年記念講演A 安全性は時代によって変わる」
安全基金の活動と考え方(40)「25周年記念講演@「基金」の理由」
安全基金の活動と考え方(39)「必須微量元素を表示させる」
安全基金の活動と考え方(38)「アイデア商品で効果を知らせる」
安全基金の活動と考え方(37)「思想は少しでいい」
安全基金の活動と考え方(36)「薬事法の壁」
安全基金の活動と考え方(35)「戦争のリスクを減らす」
安全基金の活動と考え方(34)「「蘇州パール」を売る理由」
安全基金の活動と考え方(33)「省エネかどうかは、金額で判断する」
安全基金の活動と考え方(32)「自然エネルギーを支持しない理由」
安全基金の活動と考え方(31)「公私混同をするのだ!」
安全基金の活動と考え方(30)「真珠貝にエサを与える中国」
安全基金の活動と考え方(29)「考えは刻々と変わる」
安全基金の活動と考え方(28)「淡水パールは環境保護型」
安全基金の活動と考え方(27)「臨機応変」「変幻自在」
安全基金の活動と考え方(26)「企業との距離」
安全基金の活動と考え方(25)「マスコミが苦手なテーマを掘り下げる」
安全基金の活動と考え方(24)「時代のテーマを読む」
安全基金の活動と考え方(23)「金属も自然」
安全基金の活動と考え方(22)「生活の快適さを追求する」
安全基金の活動と考え方(21)「合理性と意地」
安全基金の活動と考え方(20)「ライバルはいらない」
安全基金の活動と考え方(19)「事実を見ながら、感性を優先する」
安全基金の活動と考え方(18)「いい友を持つ」
安全基金の活動と考え方(17)「国際決議のいかがわしさ」
安全基金の活動と考え方(16)「好きなことだけする」
安全基金の活動と考え方(15)「「時代の求めに応じて」〜コーデックスで日本政府を変える〜」
安全基金の活動と考え方(14)「「時代の流れ」をつくる」
安全基金の活動と考え方(13)「「継続性」の市民運動ジャーナリスト論」
安全基金の活動と考え方(12)「比較・消費者運動論」
安全基金の活動と考え方(11)「優先順位をつけて提案する「唯比較論」」
安全基金の活動と考え方(10)「「反射神経」と「勘」」
安全基金の活動と考え方(9)「ネックレス市民運動論」
安全基金の活動と考え方(8)「プロvs素人」
安全基金の活動と考え方(7)「反対の意見表明について」
安全基金の活動と考え方(6)「三無主義−無思想・無節操・無定見」
安全基金の活動と考え方(5)「『全面否定』しない」
安全基金の活動と考え方(4)「自然の原則に従う」
安全基金の活動と考え方(3)「署名運動をしない理由」
安全基金の活動と考え方(2)「政治と違う問題提起型の市民運動」
安全基金の活動と考え方(1)「資本主義に必要な消費者運動」










