代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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東芝の今は、日本政府の未来 安全基金の活動と考え方(135)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 1兆円を超える赤字を計上した東芝は2度も延期していた決算発表を4月11日、監査法人から承認が得られないまま強行。 前代未聞の不祥事ですが、不正会計ですでに東京証券取引所の「特設注意市場銘柄」に指定されていたため、今は上場を維持するかどうか審査されています。

 倒産寸前に陥っている東芝は、日本政府の未来を暗示しています。
 税収と比べ、借金が多すぎて払えなくなりそうなのに、相変わらず借金を重ねて使い放題の日本政府は、東芝の姿と同様です。 東芝が大赤字になった最大の原因は、原発にのめり込んだから。起きないはずの原発事故で安全性が見直され、コストアップした余波を受けたのです。
 日本政府は、まだ原発事故が片付いていないのに、安全は確保されたとして再稼働を進めていますが、これも東芝と同様です。

 何千億円もかけて建設し、高価な核燃料も買ってあるのに原発を動かせないのは、電力会社には大きな損失です。 それを廃炉にすると、電気収入がなくなるのに、数百億円の廃炉費を支払わねばなりません。だから電力会社は、目先の金に目がくらんでいます。
 再稼働で完全に無視されているのは、稼働すると、処理できない放射性廃棄物ができること。 高レベル放射性廃棄物は何十万年も管理しなければ被害が出ます。仮に管理費が年に10億円としても、何百兆円になります。  将来につけを回しながら、目先の収入を得ることに終始するあさましき人たちを何とかしないと、日本の将来は真っ暗です。

 原発事故で溶け落ちた燃料デブリは、正確な位置が特定できないでいます。取り出すには、当初の予定より長い年月がかかるので、 取り出すのをあきらめて、封じ込める方針に変更するかもしれませんが、そういう費用を計上せずに処理費用は20兆円を超しました。  事故の処理費は、発表されるたびに倍々ゲームで膨らんできた経緯から考えると、まだまだ高くなります。原発で作る電気は桁違いに高くつくのです。

 電力が高くなって、国が傾いたのが、太陽光発電を推進して2009年から世界一の規模にしたスペインです。 太陽が沈んだ後も人間は活動するので、別の電源が必要で、二重投資になって電力価格が上がったので、スペインは、太陽光に頼るのをやめました。
 太陽光発電は石油と天然ガスと地下資源が、太陽光発電装置に姿を変えて電力を生産します。しかし、価格の高さに見られるように非効率で、資源を浪費しています。  遠い将来にまで廃棄物の管理を押し付けないので、原発よりはましですが、製鉄や車の生産に使えないので、国を支えるエネルギー源にはなりません。  「再生可能」や「自然エネルギー」という言葉にだまされている人が多いのです。

 電力の自由競争を徹底すれば、天然ガスと石油をムダなく使うようになります。自由競争が一番省エネ・省資源にする方法です。  原発を維持して高価格の電力を供給すれば、日本経済は不利になり、傾いていきます。 原発は、北朝鮮からも狙われているので、一刻も早くやめねばなりません。


2017年5月1日発行 No.337より

安全基金の活動と考え方(136)『北朝鮮に人道援助の食糧を』

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