代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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人道を象徴する「日の丸」に 安全基金の活動と考え方(122)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 第2次世界大戦で大きな汚点を残した「日の丸」に遺恨がある遺族に、日の丸を国旗として強制することに、私は反対です。
しかし、日本の国旗が日の丸である以上、日の丸を「人道的でいい国旗」と思われるように育てる努力をする必要があると、最近は思っています。

 外国に行くと、私でも日本を代表して何かしている、という意識になります。
当初は、ガンにかかった赤ちゃんのお母さんに、ウクライナの実情を聞く取材だったので、 協力してくれたお母さんに感謝の印として、淡水パールのネックレスを渡していました。本当は話したくない体験を話してもらうのですから、当然のことです。
 それが、学校を取材するようになってから、汚染地の子どもたちが、大地の上に青空が広がるイメージの、 黄色と青色の国旗の前で、「私は、ウクライナが大好きです」と言うのを聞いてから、意識が変わりました。
 「対抗上、何かしなければ」という意識の強い私は、第4回ウクライナ取材から、取材協力してもらう人への土産に、できる限り「日の丸」を貼っていきます。
放射能に汚染された食品を食べなくすると、痛みがなくなった子どもが多数いたと判明しました。これは、その子たちにとっていいことですが、 この情報とノウハウを得たことで、日本で被害が出たときに、対処できる方策が日本にも得られました。
 今は、紛争で給食費が削られ、欠食児がいるようになったので、「未来を安全にする教師の会」を創立した校長がいる10学校で、 子どもが、村の農家から安く牛乳を買える企画が進められています。
 ただ、私はこれでは不十分と考えており、ウクライナの衛生基準をクリアして、学校で安全な牛乳を無料で飲ませるように、校長と村長に要請しています。
さらに、「自腹を切ってでも、昼食の欠食児にパンを出して、子どもを助ける決意を見せろ」とハッパをかけています。
 ウクライナの協力者は、みな様からのカンパに感謝しているので、もう土産を持ち込む必要性はなくなっていますが、それでも持っていくのは、楽しいからです。 それと、戦争で汚れてしまった日の丸を、素晴らしい国旗に変えていきたいからでもあります。

 東京都は、国旗掲揚のときに起立しなかった教員を処分しています。しかし、そんな義務付けより、敬意を表したくなるような国旗にしていくことの方が、はるかに重要です。
「健康を良くしてくれるのは、この人たちだけです」と、ラーザレフ博士がナロジチ学校で安全基金を紹介してくれ、 私が、日の丸のついた袋から淡水パールのネックレスを取り出して、先生にかけると、子どもたちは大きな拍手を送ってくれました。
 初売りではユニクロ「ヒートテック」の「極暖」を買い、日の丸を貼って、校長に贈りました。 そのうちに、先生、お母さん、子どもたちが日の丸を覚え、日の丸が出てくるたびに「日本よ。最高の国よ」と宣伝してくれることになるでしょう。
 こうしてウクライナ調査のついでに、日の丸の地位を向上させていこうと思っています。

2016年2月1日発行 No.322より

安全基金の活動と考え方(123)『福島でも、治して調べる健康調査を』

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