代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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「食品・栄養・医療・薬の分野で大変革が」
安全基金の活動と考え方(61)

 ミネラルが不足すると、人体の中で潤滑油が不足したようになるので、さまざまな病気にかかります。
 食品成分表には、ミネラル欠乏症状についての一覧表が出ていて、たくさんの症状が書かれています。 しかし、それらはミネラル不足が引き起こしている症状の全体から見れば、ほんの一部にすぎないかもしれません。

 本誌が2年かけて明らかにしてきたように、現代の食事は、複数の主要ミネラルが同時に不足しているのに、 表に出ている欠乏症状は1ミネラルが不足したときのものだからです。
カルシウムのように、よくわかっているミネラルでも、カルシウムとマグネシウムと鉄が同時に不足していると、どんな症状が起こるかがよくわからなくなります。 それに亜鉛や銅、極微量の必須ミネラルの不足が加わり、さらに、ビタミン不足も加わるのですから、 「新型栄養失調」でどんなことが起こっているかは、科学的にはほとんど何もわからないのです。

 『食事でかかる新型栄養失調』で31食品が「カル・マグ・鉄」不足であることを明らかにしたため、この3ミネラル不足だけでも、さまざまな分野が革命的な変革を迫られることになります。 食品製造の分野では、ミネラルを抜かない加工方法への変革を迫られるでしょう。 市販食品の実態を反映していない食品成分表のせいで、ミネラル不足がわからないままになり、何千万人もの健康障害を起こす原因となりました。 したがって、食品成分表も革命的な変革を迫られます。 栄養士は仕事を法律で守られているので、仕事は失いません。 しかし、食品成分表が正しくなるまでの何年間かは間違った栄養計算を続け、被害者を出し続ける役割を果たすのかもしれません。 ミネラル不足が起こっていることは、医学もまったく想定していません。 だから事故などを除けば、病院の診察は、まずビタミン・ミネラル不足かどうかを調べるように変わらざるをえなくなります。 そして、栄養が不足している人には、まず足らない栄養素をとらせる治療になっていくでしょう。 治らない治療を続けていては、国の財政が持ちません。

 医薬品の分野でも、革命的な変革が起こるでしょう。
薬には、添加物として炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、三二酸化鉄などの添加物がよく用いられています。 薬が効くかどうかを調べる治験で、添加されたミネラル量がニセ薬の方が少なければ、薬効は添加したミネラルが効果を発揮しただけかもしれないのです。
現在までの私たちの調べでは、両薬の必須ミネラル量は比較されていません。 ですから、新型栄養失調が明らかに増えたこの15年間に認可された医薬品は、効果を科学的に判定し直す必要があります。 まずは、患者が増え続けている病気の治療薬から、本当に薬効があるかどうかを検証していくべきだと思います。


食品と暮らしの安全 代表 小若順一
2011年1月1日発行 No.261より

安全基金の活動と考え方(62)「地域で「病人」を救う活動を」


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