代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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「好きなことだけする」 安全基金の活動と考え方(16)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一

 「日本子孫基金」を設立し、本を出してから、私は好きな仕事だけしていました。
 それは「本当に願ったことはかなう」という「マーフィー理論」を信じているからです。
 
 私流の「マーフィー理論」の解釈は、
 ・好きなことは、特に努力しなくても四六時中、考えていられる.
 ・だから、課題が発生したとき、自分が接するあらゆることに関連付けて考えられる.
 ・あらゆることからヒントを得られるので、さまざまなアイデアがわく.
 ・だから、成果の上がる確率は、長期になればなるほど高くなる.
 ・成果が上がると自信がつき、よりうまくいくようになる.
 という流れができるので、好きなことだけしていれば、うまくいくのだと思います。
 
 私程度の才能で、いろいろ成果を挙げてこれたのは、好きなことをしてきたからだと思います。
 「好きなことだけをしてきた」「好きなことだけをしなさい」と、野口体操の創始者、野口三千三先生も、よく話されていました。
 「でも、どんどん忙しくなるよ」とも、私は思っていました。そのころの私は、社会的な評価が急激に高まった時期で、仕事量も増えましたが、好きなことをセーブするのが一番難しかったからです。
 組織に属して、そこからお金を得ているなら、好きなことだけするわけにはいきませんが、「フリー」で評価が高ければ、好きな仕事だけを選んですることができます。私は、そういう幸せな仕事の仕方をしていましたが、残念なことに10年も持ちませんでした。
 過労死しそうになると、人を雇うしかなくなります。いい人が入って仕事がうまくいくと、さらに人を増やさざるを得なくなる……という循環で人が増え、それだけの人を雇っていられるように仕事をせざるを得なくなります。そして、好きなことだけするわけにはいかなくなったのです。
 すると次に、スタッフが「好きなこと」をしているのか、という新たな問題が発生しました。
 入ってきたスタッフが、何かしたいことを持っていて、それが「食品と暮らしの安全」と両立しそうなら、私はそれができる方法を考えます。とはいえ、好きな仕事を作って、その人に実行させたとき、長期的に成果を上げられたのは、これまでの実績でいえば、10人に1人前後です。
 ハードルを低くすると、長期的には失敗することがわかったので、最近は厳しく見ています。「好きなこと」をすでに行っていて、才能がほとばしり出ているくらいでないと、給与を出せる仕事にするのは難しいということです。
 でも、才能のある人を育てて延ばさないと、その組織自体が生き残れません。
 だから、才能を発揮させたいスタッフが「好きなことができる」という体質を、この組織はずっと維持していく必要がありますし、そうするつもりです。


次回は「タブーを作らない」の予定です。


2007年4月1日発行 No.216より

安全基金の活動と考え方(17)「国際決議のいかがわしさ」

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