代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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太陽光発電を進めてはいけない 安全基金の活動と考え方(107)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 電力会社が再生可能エネルギーの買い取り手続きを中断しています。
マスコミのほとんどは、将来を考えて、再生可能エネルギーの買い取りを促進すべき、という論調です。
しかし、高価格で電力を買い、余って捨てねばならないとしたら、 再生可能エネルギー業者は儲かっても、国民は高い電気料金に苦しめられ、最後は国の経済がつぶれます。

再生可能エネルギーの買い取り価格は、水力、地熱、風力、太陽光、バイオマスで、異なっています。
それ自体、おかしいのですが、太陽光に限って話を進めます。
 太陽光発電装置は、中国製が増えています。
日本国民は高い電気料金を支払って、 中国の太陽光発電装置メーカーを儲けさせているのが実情です。
 気まぐれに発電する電力を、高い価格で買い取る制度を作ったのが、そもそもの間違い。 そうしないと再生可能エネルギーが普及しない、と言われましたが、普及させること自体が間違っています。
価格が高くないとペイしないことは、再生可能エネルギーの装置を造るのに莫大な費用がかかった、ということ。 その費用の元をたどっていけば、最後は、石油、石炭、天然ガスと鉱物資源にたどり着きます。
つまり、大量の資源を使って、太陽光発電装置を設置したのに、少ししか電力を出さないから、コストが高くなっているのです。

 「再生可能」と称していますが、太陽光はそうでも、発電装置は再生できません。 装置は、たいてい10年ほどで故障するので、余計に資源とエネルギーをムダにしていることになります。
その資源とエネルギーで、いきなり火力発電すると、環境にやさしくなります。
再生可能エネルギーと称する電力の価格が、天然ガス発電より安くなるまで待って、その水準をクリアできたものから、促進していくのが原則です。 そこまで待つことが、石油、石炭、天然ガスと、各種資源を本当に大切にすることになります。
ただし、そうなるまでに、おそらく100年とか200年かかるでしょう。 それまでは、どうすればいいのでしょうか。
簡単です。一番安上がりの方法で発電していればいいのです。

 今は、天然ガスによる発電が一番安いので、天然ガスを安定的に入手できるようにすることに力を注ぐべきです。 そのうちに技術開発が進んで、別の資源が、一番安く、環境にやさしいエネルギー源になります。 もっとも有力なのは石炭で、日本はもう、その水準に届く技術をもっています。
原発は危険なことが、事故で証明されて発電できなくなり、発電量がゼロになっているので、今の発電コストは無限大です。
 電力会社は、ホームページに「原子力が一番安い」とまだ載せています。そうなら、国の原子力関係予算と補助金をゼロにすべきです。

 将来のことを本気で考えるなら、生活をできるだけつつましくして、品質のいい資源を、できるだけ多く残しておくことです。
そうしておけば、将来の人類が、そのときの技術と資源で、どうするかを決めます。

2014年11月1日発行 No.307より

安全基金の活動と考え方(108)『深夜電気料金の割引廃止を』

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