代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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現代の有害な食品添加物 安全基金の活動と考え方(117)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 前号「食べものを安全に」に、食品添加物が取り上げられていないのはなぜ、というご質問やご意見が寄せられました。 説明不足で申し訳ありません。「農薬の摂取量を少なく」で取り上げた「3農薬」は、食品添加物です。
諸外国の多くでは農薬とされていて、収穫後にも使える使用基準と残留基準が設定され、輸入柑橘類にはたいてい3農薬とも使用されています。 使用した写真も、アメリカのオレンジ処理場で、「ポストハーベスト農薬」の取材をしたときのもの。
だから、「ポストハーベスト農薬」としか書いていませんが、これは日本では、食品添加物として認可されています。

 1990年代は、「ポストハーベスト農薬」のことが大きな話題になっていましたが、あれから25年。今は知らない人が増えています。 そういう認識で書かねばならないと痛感した次第です。
日本の食品添加物は、厚生労働省が認可した化学的合成品の「指定添加物」が447品目、 以前から使われていた天然系食品添加物が「既存添加物」として365品目、それと「天然香料」が約600品目あります。
 これらの中で、毒性が飛びぬけて強いのが、カビ防止剤として輸入柑橘類などに使われる3農薬です。

 「化学的合成品」と言っても、種類があります。自然界に存在するものを化学合成した合成品と、 自然界に存在するものに何かを少しくっつけた合成品と、自然界には存在しないものを化学合成した「人工創造化学合成品」などがあります。
 「人工創造化学合成品」は40品目あり、OPP、TBZ、イマザリルは3つとも、この物質なので、毒性には未知の部分が多いのです。 動物実験で発ガン性、催奇形性、遺伝毒性が見つかっているので、添加物の中でワースト3は、この3農薬になります。
 農薬には、もっと毒性の強いものや、嫌な毒性のあるものがありますが、そんな農薬は残留量が少なくなるように使用が規制され、収穫前にしか使えません。 食品の残留量が多いと、人への危険性が高くなるので、ワースト農薬の候補は、まず、ポストハーベスト農薬になるのです。

 食品添加物で、桁違いに量が多いのがリン酸塩です。リン酸塩は分子が大きいので、腸から吸収されません。だから毒性がないとして、使用規制がありません。
表示義務にも抜け穴があって、「酸味料」「乳化剤」「pH調整剤」などと、一括名で表示されたり、 使用されても「魚肉すり身」のように「キャリーオーバー」として表示を免除されていることがよくあります。 このリン酸塩がミネラルをつかむと、そのまま体外に排出されるので、ミネラル不足を助長しています。 たくさんの人の健康を損ねている点から考えると、現在のワースト添加物は「リン酸塩」といえます。
 ただし、リン酸塩を多く摂取しても、それよりずっと多くミネラルを摂取している人は、健康に問題は起きません。

2015年9月1日発行 No.317より

安全基金の活動と考え方(118)『ありがとうウクライナ、今度は日本で』

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