代表小若順一が「安全基金の活動と考え方」を月刊誌『食品と暮らしの安全』に連載中!
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「必須微量元素を表示させる」 安全基金の活動と考え方(39)

食品と暮らしの安全基金代表 小若順一


 「栄養表示もアレルギー表示も、韓国の方が日本より進んでいる」
 2月10日、ソウルのプレスセンターで行われた「食品安全国際シンポジウム」で、韓国FDA(食品医薬品安全庁)食品安全政策部の表示担当者はこう発言しました。
 日本は栄養などを強調する場合にのみ栄養成分表示が義務づけられるのに、韓国はすべての食品に義務付けています。 また、アレルギーの原因になると表示する食品数も韓国の方が多いのです。
 でも、私はカチンときました。公務員の男性から言われたので、市民運動家の条件反射でそうなったのが第一の理由ですが、まともな理由もあります。 私は基調講演で、必須微量元素の話をして、暗黙とはいえ現在の栄養表示の欠陥を指摘していました。 アレルギー表示も「同じ製造ラインで○○(アレルギー食品)を用いています」とほとんどの食品に表示されているので、 食物アレルギーの人は選べる食品がなくなっているとも指摘していました。この事情は韓国でも同じなので、アレルギー表示の義務品目数を競っても意味がないのです。
 日本の学習障害児や発達障害児は68万人と報告され、韓国でも児童の約1割が同じ障害を持っています。 かつては両国とも、そうした障害をもつ子どもは非常に少なかったのです。そこで最後に、次のように発言しました。
 「今は昔と比べて表示制度がはるかに充実しています。ところが、これまではいくら充実しても、学習障害や発達障害児は増え続けました。 これは表示内容が安全確保に役に立っていない証拠かもしれません。 ダイエットに関心がある人は、カロリー表示を見ますが、それでも太っていく人がほとんどです。 ところが、天然ダシで微量元素を摂ると、ムダな食欲がなくなるので太らないし、簡単に痩せることもできます。だから、今の栄養表示ではだめなのです。 今、重要なことは、将来を見据えて、食品中の微量元素の検査を国が行い、できるだけ早く栄養成分表示の項目に9品目の必須微量元素を加えることです」
 この内容が、すぐに実現するわけでないことは承知しています。 しかし、発達障害や学習障害で非常に困っていて、将来に絶望している子どもや親がクラスに何人もいる、 という現実がある一方で、小魚を毎日食べさせると、子どもが健全になった中学校があるのです。
 私たちは、小魚の有効成分を、美味しく抵抗なしに摂取できる『無添加白だし』という手段を持っているのですから、目標は高く掲げたいと思います。 栄養表示の項目に必須微量元素が入れば、発達障害・学習障害、潰瘍性大腸炎などの原因がわからないまま増加している難病、うつやキレやすい精神疾患を減らすのを、 表示制度が後押しするようになります。
 今は、私を刺激して、頭を働かせてくれた韓国の官僚に感謝しています。


2009年3月1日発行 No.239より

安全基金の活動と考え方(40)「25周年記念講演@「基金」の理由」

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