ウクライナから報告
【放射能汚染のない食品は子孫の健康も保証する】②

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ウクライナ学校地図

【2024年3月報告】
― 放射能の悪影響を簡単に減らせるとウクライナの村で証明された ―
               レシヤ・カルロワ(ジャーナリスト)

2012年から食品の放射能汚染を減らして
病気を治す調査をウクライナで始めて、すごい成果が。
「日本プロジェクト」は戦争で中断しましたが、飼料が半額になったので、
森に家畜の糞を撒いてキノコをどれだけ安全にできるか、調査を再開。
調査再開に辺り、現地から長い活動総まとめ原稿が届きました。

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放射能汚染の少ない食品を食べると健康になった



当時、小若氏とウクライナの学校との間で連絡をとったタチアナ・アンドロセンコさんは、自身も立ち入り禁止区域からの移住者です。 「小若氏は、移民の家族だけでなく、1986年に子どもが生まれた元から住んでいる家族にも興味を持っていました。 彼はチェルノブイリ原発事故の影響を調査する目的で、放射能汚染の少ない食品を食べた住民が健康になったかどうかを調べるために戻ってきました」
と、タチアナ・アンドロセンコさんは回想する。

自家菜園や牧草地へカリ肥料を使用する代わりに、野生のキノコ、ベリー、川魚を食べないことと、 菜園に木灰を入れることが禁止された。 チェルノブイリ原発事故の直後、ソビエト社会主義共和国の領土には、施肥、土壌再生の措置が規定されていた。 しかし、90年代の終わりに資金提供が止まった。人々も何をどうすればよいのか分からなかった。

「小若氏と彼の調査団が、ウクライナのポーランド人の入植地に来たとき、そこに存在する大きな問題にただただ驚いたそうです。土地が放射能で汚染され、人々が放射線を浴びる環境で生活し、それで病気が起きていました。私が、これらの地域の放射能汚染の写真を彼に見せたとき、彼はすぐ質問をしました。助けることはできるのですか。なぜ国は助けないのですか」 と、生物科学者で放射線生物学科教授のニコライ・ラーザレフ博士は語った。


「日本プロジェクト」


「日本プロジェクト」は、ジトミール州のピシュチャニッア村、ビグニ村、モジャリ村、およびナロジチ市とラディンカ村で基金をつぎ込んだ活動に付けられた名前だ。
プロジェクト・コーディネーターのオレグ・ヤルムレンコ氏によると、現在はジトミール地域、ペレヤスラフ地域に近いストヴピャキ村、コヴァリン村、ディヴィチキ村、エルコフツィー村、そしてチェルノブイリ地帯から強制移民させられたポルタヴァ地域のオヴシュキ村とノヴィ・マルチノヴッチ村の12校が、このプロジェクトに参加している。
ピシャニッア村学校のニコライ・スレペンチュク校長は、これらすべての学校を含む「安全な未来のための校長協会」を率いて、農産物中の放射性物質の研究を行っているウクライナ国立生物資源自然管理大学の放射線生物学・放射線学部との積極的な協力を行った。

「私たちは分析のために野菜、牛乳、灰などのサンプルを採取しました。 灰中の放射性核種の含有量が、放射性廃棄物の基準(>10,000 Bq/kg)を満たしていたことは衝撃的でした。ある少女が持って来た灰は、放射能の値が放射性廃棄物の基準をはるかに超えていたのです」
と、ニコライ・スレペンチュク校長は言った。
セシウム137の分布

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⇒今までの ウクライナ調査報告書もご覧ください。



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