ウクライナから報告
【放射能汚染のない食品は子孫の健康も保証する】①

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ウクライナ学校地図

【2024年3月報告】
― 放射能の悪影響を簡単に減らせるとウクライナの村で証明された ―
               レシヤ・カルロワ(ジャーナリスト)

2012年から食品の放射能汚染を減らして
病気を治す調査をウクライナで始めて、すごい成果が。
「日本プロジェクト」は戦争で中断しましたが、飼料が半額になったので、
森に家畜の糞を撒いてキノコをどれだけ安全にできるか、調査を再開。
調査再開に辺り、現地から長い活動総まとめ原稿が届きました。

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歩行器で動けるようになった少年



ジトミール州ピシャニッア村出身の16歳のワジム・ティモシェンコ君の夢は、 両親を助けるためにプログラマーになることだ。 彼は脳性麻痺という残念な診断を受けて生まれ、 7歳までは歩くことさえできなかった。

今、彼は学校に通い、特別な歩行器の助けを借りて自分で移動している。 彼は、コンピューター・サイエンスと、ウクライナ語のレッスンが最も好きだと言い、 オンラインのコンピューター・スクールでも勉強している。

私たちは、ピシャニッア村学校でワジムさんと、母親のナタリアさんに会った。
ワジムが、この学校に通い始めたのは、健康状態が良くなったことと、日本子孫基金の助けでティモシェンコ一家が、 学校の近くに家を購入し、改装して住めるようにしたからだ。
「治療師が来てマッサージをしてくれると、3回目の治療後に立てるようになりました。
その後、彼らは私たちに清潔な食品を提供し、何を食べ、何を食べてはいけないかを指示してくれました。
私たちは指示に従い、体育も練習しています。
もちろん、私たちはワジムをリハビリテーションに連れて行きます。年に3回ほど行かなければなりません」 と、ナタリヤ・ティモシェンコは言った。

ワジム少年は、「食品と暮らしの安全基金」(別名:日本子孫基金)の調査団としてウクライナを訪れた日本の治療師がマッサージしたお陰で動けるようになった。
日本子孫基金は、1984 年に小若順一氏によって非政府組織として設立された団体で、活動目的は、食品添加物・農薬、その他の有害物質を含む食品や製品が、人間の健康に及ぼす影響を調査すること。

2011 年の福島第一原子力発電所の事故後、日本子孫基金は放射能汚染の人体影響を調査し始めて、寝たきりだったワジム少年を救い出した。
日本子孫基金の助けを受けたのは、ジトミール州の家族だけではない。
チェルノブイリ地帯からの難民が多いキエフ州ペレヤスラヴ市の近くの家族もいる。
小若氏にとって、子どもたちの健康は最優先事項だ。子どもを健康にするため、日本子孫基金は、放射能の影響を軽くする多くのプログラムに資金を提供してきた。


「子どもは健康ですか?」


このすべては、2012 年の偶然の出会いから始まった。

日本の調査団はビグニ村へ向かっていた。 その途中でモジャリ村にある教会を見ようと車を止めた。
ウクライナは「こどもの日」だったので、隣にある学校の校庭には多くの生徒や教師がいた。
「彼らは車を止めて、私たちに会いに来て、子どもは健康か、尋ねました。子どもを集めると、頭痛、関節痛の子が半数ほどいて、すべての子どもが何か問題を抱えていたことを日本人は知り、非常に驚きました。
その後、プロジェクト・コーディネーターのタチアナ・アンドロシェンコさんが、私たちのところにやって来るようになり、協力が始まりました」
と、モジャリ村学校のタチアナ・マズール校長は振り返った。

ビグニ村で、調査団は家族と交流した。
「当時、彼らは1986年に生まれた子どもを持つ家族の健康状態を知りたいと考えていました。 2つの家族が、放射能汚染の少ない食品が、健康にどのような影響を与えるかを調査するプロジェクトに参加しました」
「ビグニ村の病気の少女を、クリミアに70日以上送って、どう回復するかを確かめました。2ヵ月後から、彼女は健康状態が大幅に改善し、薬の服用もやめました」
と、ビグニ村学校のユーリー・フェドルチェク校長は語った。

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⇒今までの ウクライナ調査報告書もご覧ください。



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