「食品と暮らしの安全」最新号
2022年6月号(No.398)
●「戦争税」をゼレンスキー大統領が提案
4月21日、世界銀行の特別会議で、「戦争税」を
ウクライナのゼレンスキー大統領が提案しています。
私たちは3月29日に「プーチン懲罰関税」を
ウクライナのジャーナリスト2団体に提案すると、
2団体は4月4日、HPに案を掲載。
また、本誌5月号「プーチン懲罰関税」の記事を掲載し、
4月19日には、ウクライナ大使館にメールしました。
欧米がロシア貿易に損害賠償の新関税を導入すれば、
戦争に勝つための資金と、戦後の復興資金を手に入れることができます。
⇒提案「プーチン懲罰関税」
●「無添加」表示の危機
消費者庁の新ガイドラインが3月30日に決定され、
即日、「食品表示基準Q&A」に組み込まれ、
食品表示基準の解釈に影響を及ぼしています。
新ガイドラインでは、
食品添加物の安全性を十分に理解していない無知な消費者が誤認しないように
「無添加」などの表示を規制するとしています。
猶予期間の2年間に何とかしないと、
消費者が選択の基準とする「無添加」「合成保存料不使用」「化学調味料不使用」などの
表示は消えることになります。
大切にしてきた表示を、どうしたら守れるでしょうか。
筆者の 槌田 博氏は、
無添加食品表示普及協会の発起人を募集しています。
info@ecolofoods.jp へご連絡下さい。
●国際賞〈勇気と名誉〉を小若が受章
ウクライナ大使館でチョルノービリ原発事故36周年の記念行事が行われ、
セメニューク公使参事官から「国際チョルノービリ福島連盟」の
国際賞〈勇気と名誉〉勲章が授与されました。
ウクライナ大使館への訪問は、
ウクライナ・ジャーナリスト連盟のトミレンコ会長らを日本に招いた2019年に、
大使を表敬訪問したのに次いで、2回目です。そのとき、
ジャーナリスト連盟は、大使の目の前で、小若代表に「特別栄誉賞」を授与しました。
現在、戦場ジャーナリストとして奮闘するウクライナのジャーナリストの代表から贈られた賞は、
今回の勲章とともに特別な栄誉です。
●コロナより食中毒に注意!
細菌性の食中毒が例年より早く、すでに増え始めています。
コロナで、あらゆるところが消毒されて無害な菌まで減り、
身体の細菌への抵抗力が落ちたことが主な原因です。
寺澤政彦医師は次のように警告します。
「肉は十分な加熱を、調理中の温度管理にも注意してください」
「症状が出たら直ちに医療機関を受診して便を検査して、
病原を明らかにすることが重要です。
焼肉を食べたお父さんから家族中に感染した例もありますし、
子どもを放置して保育園で腸炎が蔓延した例もあります」
「抗生物質の内服により短時間で症状が改善し、除菌される場合がありますが、
食中毒菌に抗生物質への耐性があると、再び症状がぶり返し、辛い目にあいます」
さらに、寺澤先生は
守るべき対症療法の原則と、食中毒対策の助言を述べています。
【CONTENTS】 ウクライナ 国際賞〈勇気と名誉〉を小若が受章 ロシア貿易に「損害賠償関税」を 「ジャーナリストたち」がピューリッツァー賞受賞 プーチン政権の闇を見抜け! 「日本プロジェクト」の仲間から届く現地情報③ 7/7 オレグ・クリサ『わが祖国』コンサート 教えて!寺澤先生●さよなら自粛生活 ●コロナより食中毒に注意! 「無添加」表示の危機 EV●破綻するガソリン車廃止 リニア●破壊される日本の国土 アメリカ●民主主義を守る戦い 中国●日本で新たな爆買い 経済●「悪い円安」の終わらせ方 間もなく400号② 子どもたちを守る 放射性セシウム●山菜の汚染は続く 質問●ステンレス鍋/シロアリ駆除業者 食べて飲んで元気にウクライナを助ける② 東欧は蜂蜜の大産地 蜂蜜の殺ダニ剤に注意
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