お便りから

2024.12

コロナの症状が軽かった

◆3コロナの時は漢方薬を教えていただきありがとうございます。おかげ様でコロナワクチンを接種せずに過ごすことができました。家族でコロナにかかりましたが、症状は軽く、後遺症もありませんでした。

漢方薬はどこで買う?

◆ポスター「風邪と区別できない初期に漢方薬」を見ました。漢方薬はどこで手に入るの?

◇ドラッグストアで販売しています。「麻黄湯」は1種類しか置いていない店が多いので、多めに買って、3袋を持ち歩いてください。

深く考えないのは、ミネラル不足?

◆最近、ウイグルやチベットの本を読んで、今、日本は中国から攻められている、と感じます。
 怒りを忘れているのも、深く考えなくなったのも、ミネラル不足が関係してるのでしょうか。

◇そうだと思います。

本当に納得

◆長年、貴重な情報と活動、本当にありがとうございます。教員・生協理事を経て、現在、小さなフリースクールを運営しています。栄養と精神発達の関係は、かねがね感じてきましたが、皆さまの粘り強い調査によって、本当に納得するところが大きいです。
 人に何かを勧めることは不得手ですが、お母さんたちを責めないよう気をつけつつ、御会の書籍や食品を勧めてきました。
 今西康次医師の『朝起きられない病」(光文社新書)にも、「食品と暮らしの安全基金」と、その調査結果を紹介しています。

◇お母さんには、何のも責任もありません。責任を問われるのは、ミネラルの激減を見逃した栄養専門家と栄養士、それと被害を見逃し続けている行政と教育の責任者です。

『「有機」は時代遅れ!』は偏りがある?

◆6月号『「有機」は時代遅れ!』は、かなり偏りがあると思わざるを得ません。私が貴会と出会ったのも「コープ自然派」の勧めによるものですが、その情報・生産者を見る限り「土の再生(土作り)」を第一にして、長年努力と研究を続けています。冊子を同封しますので、ご一読いただければありがたいです。

◇タイトルは強烈ですが、日本の有機は遅れていると思って、有機が増えている先進国に学ぶ必要があります。
 私は有機農業を発展させた高松修さんが外に向けて行動するときの1番弟子なので、1980年代までの有機はよく知っています。
 国際的に著名な自然農法の福岡正信氏には、90年代にアメリカ人を連れて家に行き、インタビューした後、農地を見せてもらったこともあります。世界をリードする人が昔はいたのに、今はいません。
 農地の有機割合は20年前に中国とインドに抜かれ、今でも0.3%。経済界と農協が有機を邪魔し、農水省が本気で有機を推進しなかったからです。( 小若)

味期限は別

◆原発事故の時に備蓄した三陸沖の「とろさば」缶詰が4箱残っています。まだ食べられるでしょうか。   

◇ 私は、その缶詰を2年前から週に1〜2個食べていますが、味に違和感を感じたことはありません。賞味期限を11 年過ぎましたが、まだ6箱残っているので、これからも食べ続けます。
 業務スーパーで買った中国産の缶詰の中には、膨れているものがあるので、それは捨てています。
 ワイン、ウイスキー、日本酒は、20 年物になると何十倍も高くなるものがあります。味が少し変わって、より美味くなったと認められた希少な高級品があるのです。
 賞味期限を少しでも過ぎると捨てる消費者がいますが、もったいない。
 「賞味期限」は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」で、「期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません」とされています。
 でも、これは、消費者と食品メーカーを守るための控え目な書き方です。
 賞味期限から5年過ぎたレトルトカレーがあったら、袋が膨れていないことを確認してから少し食べてみてください。腐った味がしなければ、安全に食べられます。
 食品が古くなると新鮮さはなくなりますが、不味くなるかどうかは別で、カレーが熟成して味が柔らかくなるので、普通より美味しいと感じてもいいのです。
 プラスチック袋は酸素を少し通すので、年月がたつと、食品中の脂肪が酸化して、食べられなくなります。
 だから保存方法は、できるだけ酸素が入らない状態にして、光に当てず、虫が来ないようにしてください。そうして食糧備蓄すれば、「賞味期限」を何年も過ぎても、味見して食べれば大丈夫です。

食糧備蓄を2ヵ月分に

 世界中で大干ばつ、大雨、暴風、大洪水が大災害を引き起こしています。
 原因は、温暖化対策として進められる太陽光発電と風力発電で、この装置を製造・設置するために石炭使用が増加し、中国とインドで、黒いチリと二酸化炭素が大量に排出され、温暖化が促進されているのです。
 国連主導なので、間違った対策がさらに推進され、温暖化はさらに進みそう。
 世界中で食糧生産が影響を受け、大不足になりそうなので、食糧備蓄を2ヵ月分に増やす対策を個人で取りましょう。
 ポイントは、備蓄米の3分の1を玄米にすること。食糧危機で栄養が偏ったとき、玄米を食べれば補正できます。
 白米に玄米を3割混ぜて、水を少し多めにして普通に炊くと、普通に食べられます。
 備蓄するコメは新米を。5kg の新米を、袋に入ったまま「虫バイバイS」なら1袋、「虫バイバイ M」なら2袋を入れ、エージレスを入れて備蓄してください。こうすれば、食糧危機でないときに食べても、新米に近い美味しいコメを食べられます。
 真空パックのコメは、そのまま貯蔵を。

2024.10

ニワトリが夏に卵をよく産んだ

◆30年近くニワトリを飼っています。50羽ほどいますが、夏は卵の産みが悪くなって5~6割に減るのが当たり前でした。息子のバイト先から出るダシをとった残りの魚粉を与えるようになった今年は、夏に卵の産みが少し悪くなっただけで8割ほど産み続けました。この暑さなのにビックリです。

◇だしがらには、鰹節のたんぱく質、煮干しのミネラルなど、栄養がたっぷり残っています。魚も鳥も脊椎動物ですから、丸ごとの魚には、ニワトリが必要なミネラルがすべて入っています。それで暑さに耐える力が増したのでしょう。バイト先のラーメンをよく食べに来るお客さんも、猛暑をやり過ごせた人が多かったことでしょう。
このニワトリのように残暑を乗りきるため、私たちは、「天然だし調味粉」を毎食、何かに入れて食べましょう。

パンのトランス脂肪酸

◆「知らないと危ない」と、週刊ポストがトランス脂肪酸を取り上げています。
「食品と暮らしの安全」は、トランス脂肪酸には取り組まないのですか。

◇2005年に、13食品のトランス脂肪酸を検査したことがあります。
トランス脂肪酸は天然にもあり、北海道バターからも検出されました。そのバターより小岩井マガーリンの方が低い値だったので、他のマーガリンメーカーは「今、問題になったら潰れる」と泣いていました。各メーカーが必死になってトランス脂肪酸を減らしたので、日本で問題になった翌年には、トランス脂肪酸は、マック以外は問題がないほど少なくなっていました。
2012年に食品安全委員会が検査結果を発表したときは、WHOの目標基準の3分の1以下でした。それで、日本ではトランス脂肪酸が大きな問題にならないのです。
週刊誌が公表したパンのワースト1は山崎製パンの「シュガーロール」で、2005年には今より4割多く検出されていました。でも、ワースト6品目中5品目を占めるヤマザキパンは食べない方がいいでしょう。  ( 小若)