地球温暖化・資源エネルギーARTICLE 記事

COP30(第30回・気候変動枠組条約締約国会議)が閉幕
「脱炭素」はできない

日本は、COP30で「脱炭素」の工程表策定を支持しませんでした。これは正しくて、脱炭素では石炭・石油・天然ガスを使えなくなり、太陽光・風力発電も、装置の製造・設置ができなくなるからです。

 石炭・石油・天然ガスは炭素資源です。
 炭化水素を燃やしてエネルギーを出すので、「脱炭素」を厳密に実行すると、すべての製造業がストップします。
 太陽光・風力発電も、装置を製造・設置できないので、ストップします。
 「脱炭素」は、石炭でエネルギーを供給し始めた産業革命の前まで、製造産業を戻すことを意味しています。だから、物理を知らない人が作った言葉です。
 この「脱炭素」がメインテーマの1つで、推進する国がたくさんあり、環境保護団体も支持していることから、COP は科学的な知識のない人ばかりと言えます。

日本は充電機の充実を

 トランプ大統領が「気候変動は史上最大の詐欺」と国連で主張したのも間違いで、史上最大の詐欺は「気候変動対策」です。
 日本が行うべき気候変動対策は、充電器を充実させること。気候変動による災害への備えを充実させれば、事故や、他国からの侵略などで電気が来なくなったときにも有益です。
 充電は、火力発電所の電力で行うと、化石燃料のトータル使用量が最も少なくなります。
 ただし、先月号に書いたように、充電所を原発20基分も備えるのは、税金のムダ。充電所は少しあればいいのです。
 地域や国によって、どのように電力を得るのが合理的かは違います。
 先進国は、すでにある石炭・石油・天然ガスの火力発電所に、大気汚染の防止装置を付けて発電するのが合理的です。

アマゾンの森を守れ

 COP30は、アマゾンの入口にある河口の都市ベレンで開かれました。
 アマゾンの森林を、これ以上減らさないことは重要なので、いい場所で開催したわけです。しかし、アマゾンを守る資金は予定ほど集まりませんでした。
 種を植えれば、芽が出て成長します。森林を守り、活かしながら農業をするのは、「脱炭素」です。そんな農業が、うまく成長するように助ける機運が世界に広まったので、希望も広がりました。