三菱商事が洋上風力事業から撤退
洋上風力発電からの撤退で三菱商事連合は数百億円を損し、保証金として積み立てた約200億円も国に没収されますが、何兆円も損する前に撤退したのは賢明でした。
昔から風力発電を多用したデンマークなどの北欧は、北海道の北にあるカムチャッカ半島と同じぐらいの緯度なので、台風が来ません。
その上、風力発電に適した風が吹くので比較的安いコストで発電できるのです。
枯渇しない自国の風力資源で、一定量の発電を確保し、何をするかわからないロシアに備えてきたのです。

中国で台風被害
中国は国策で風力発電を進め、今は世界の半分ほどを占めるほどになっています。
それで、台風による風力発電への被害が各地で起きています。
日本も台風が来るので、風車を丈夫に造るため、装置が高額になります。
発電量が不安定なので、平均化させるために鉄塔を設置し、電線を張り巡らせて、電力網を充実させる費用も必要です。
日本では、鳥が死ぬバードストライクが問題になっています。風力発電の推進者は、鳥が嫌う音を出して、鳥を風車に近づけない対策を取りつつあります。
鳥より問題なのは、発電コストが高い上、発電の不安定さを補うために資源とエネルギーがムダになっていること。風力発電は日本に適さない、と知るべきです。
原発20基分の蓄電所を税金で
太陽光パネルは夜に発電しないし、風力発電は風が強いと風車を止めるので、火力発電所は残っています。
つまり、太陽光発電も風力発電も、なくていいのですが、増え過ぎて、供給が需要を上回り、一時とはいえ、電気を捨てることが起きています。
そこで政府は、電気を捨てないように、補助金で蓄電所を造れるようにしました。
蓄電所から送電線に接続するには、電力会社の許可が必要です。
その許可を待っている電力は2000万 kwを超えたので、原発20基分の蓄電所を造るための補助金を出すことになります。
蓄電池の製造と蓄電所の設置で化石燃料の使用が増え、地球が温暖化するので、この補助金もやめて、物価対策に回すべきです。