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「明らか食品」で病気を治す

「天然だし調味粉」を食べると「病気が治った」と書き続けているので、「病気が治ったと、書いていいの?」と質問されることがあります。書いていい理由を説明します。

「明らかに食品と認識されるもの」

 病気に効くと表示できる食品は、許可を受けて表示する「特別用途食品」と、基準に基づいて表示する「機能性表示食品」の2つが、一般に知られています。
 もう一つ「明らかに食品と認識されるもの」の野菜、果物、卵、食肉、海藻、魚介等と、その乾燥品なら、病気が治る根拠があれば、そう表示できます。
 インスタントコーヒーも「明らか食品」なので、イワシ、飛魚、昆布を乾燥し粉末にした『天然だし調味粉』も「明らか食品」です。

4ミネラル同時不足の国民が多い

 半数の人が病気になる「推定平均必要量」が設定されている栄養素が食事摂取基準にあります。性別や年代によって基準を分けていますが、基準以下の摂取量が1ヵ月ほど続くと、半数の人が病気になるのです。
 私たちは、200以上の市販食品を検査して、市販の調理済み食品を食べていると、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の4ミネラルが同時に、推定平均必要量をはるかに下回る摂取量になることを見つけています。
 これは、食品成分表の「調理済み流通食品」を見ても、同様に不足していることが、わかるようになりつつあります。
 ところが、ミネラルを軽視する栄養専門家は不足を無視しています。
 食生活によっては、不足しない人もいます。
 カルシウムは、牛乳や豆乳を毎日飲んだり、チーズを食べる人は不足しません。
 マグネシウムは、豆腐、八割蕎麦や十割蕎麦をよく食べる人は、不足しません。
 亜鉛は、白米1杯に「推定平均必要量」の半分近くが含まれるので、カル・マグ・鉄のように、ものすごい不足にはなりません。でも、調理済み食品を食べていると、推定平均必要量を満たさない摂取量になります。
 カキをよく食べる人は不足しません。
 鉄は、3ページに書きました。
『市販181食品の実測資料集―心身を害するミネラル不足食品』を根拠に言えば、これら4ミネラルが同時に推定平均必要量を下回る人は、国民の半数を超えています。
 ミネラル含有量を公表している『天然だし調味粉』で、ミネラル不足で病気になっている人にミネラル補給して「推定平均必要量」を満たす量にすると、病気が治ったケースを本誌は紹介しているのです。 
 どんな病気が治ったと書いても、4ミネラルが同時不足の人が多いので、誰も否定できません。