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17年前からミネラル補給調査—多くの成果

写真はイメージです

 本誌がミネラル補給モニターを最初に募集したのは2008年9月号です。難病の「潰瘍性大腸炎」を治した弓田亨さんの「いりこクッキー」を用いる調査でしたが、申込者が多すぎてクッキーが間に合わず、「無添加白だし」に切り替えました。
 すると、「2日目、機嫌が良い。こんなに穏やかなことはここ数年なかった」(A君、2008年11月号)と、驚くほど心身の変化が早く出ました。
 ミネラルが液体に溶けているので、吸収が早いのです。
 「秋から始まる花粉症でしんどくなり、昨年まで動けなかったのに、今年はまだ動けています」(Bさん、2008年12月号)。
「天然だしを使い始めてから、おねしょがピタリと止まりました」(G君、同号)。
 これらの例に、不登校から解放された子も加えて、2010年2月に『食べなきゃ、危険』を、それから市販食品のミネラルを実測して、粉末の「天然だし調味粉」を提案した『食事でかかる新型栄養失調』を同年12月に出版しました。
 その後、原発事故に取り組み、ウクライナへ視察に行きましたが、視察仲間の子どもが、次のようにミネラル補給で不登校から脱していたことを、最近になって知りました。

「無添加白だし」で小学校で不登校が慶大生に

 息子は、小学3年生のときに気持ちが荒れて、不登校が始まりました。(2014年)
 小学4年生になると学校にまったく行けなくなり、壁やドアを殴ってボコボコにへこませ、家庭は大変になりました。
 「天然だし調味粉」をカップ麺などに入れて食べさせようとしたのですが、「魚臭い」と言って食べないので、「無添加白だし」に切り替えると、食べました。
 それから食事のほとんどに「無添加白だし」をかけていると、荒れが静まり、5年生になると学校に少しずつ行けるようになりました。
 6年には学校へ行けるようになり、自分が楽しくやれる環境が大事だと思い始めて、都立中等教育学校に行くことにし、受験勉強を始めました。偏差値61の学校なので、家で一生懸命勉強し、小学校にはときどきしか行かず、塾にも行っていませんが、成績はどんどん上がり、2018年に希望の中等教育学校に入りました。
 学校に入ると、「無添加白だし」を使うのをやめましたが、問題は起こらず、高校を出るまで毎日、学校に行きました。
 大学は早稲田、慶応、上智、青山学院の4つを受験し、すべて合格。2024年4月から慶応大学に通っています。
 今はボランティアで、地域の子どもに無料で勉学を教えています。
 かつてボコボコにへこませた壁やドアはほとんど修理しましたが、記録のために、一部は残しています。