ウクライナのジャーナリストに国際キャンペーンを要請
トランプが大統領に就任したので、世界は大きく変わります。
ウクライナでの戦争も、トランプは終わらせようとするでしょう。そのとき、ロシア占領地の端を、新しい国境にしそうです。
こうすると、非常に大きな危険が生まれることが、まったく語られていません。
ザポリージャ原発がロシアに正式に組み入れられると、大変なことが起こります。
原発は維持に大金がかかるので、発電させようとするでしょう。ロシアの技術者は、ウクライナの原発をよく知らない部分があるので、まず、発電する前に爆発のリスクが高まります。
稼働させなくても問題が起こります。原発には、大量の核燃料が冷やしながら貯蔵されています。これが、事故などで冷やせなくなり、時間がたつと爆発する可能性が出てきます。
放出される放射能は、原発1MW が原爆1発分と仮定すると、原爆6000発分です。
原発1MWが原発100発分と仮定すると、原爆60万発分の放射能汚染が起こるのです。
これを忘れかかっているヨーロッパ諸国にも、多数の核爆弾と同じ量の放射能が国境の近くにあることを思い出させる必要があります。
ロシア占領地にザポリージャ原発があると、プーチンは不満があるたびに、「原発が爆発するぞ」と、これまでとは違う形でEUに脅しをかける可能性があります。
だから、戦争を終わらせるときに一番重要なことは、ザポリージャ原発をウクライナに戻すように、領土の線引きをすることです。
ザポリージャ原発をロシアに渡すと、これからずっと大変になることを、トランプはおそらく知りません。これまでとは違う核の脅しをプーチンが行うようになることを、トランプやヨーロッパ諸国に知らせる必要があります。
(小若)