食品添加物の危険性が週刊誌などで盛んに報じられていますが、本当に病人を増やしているのは、誰も報じないミネラル不足です。
50年前の1974年8月20日、遺伝子を傷つけて菌を殺す殺菌料AF2の禁止が決まり、遺伝学者の悲願がかないました。それ以降は私が、突然変異性のある添加物を次々と規制させたので、4世代後に民族を滅ぼす危険性がある添加物は姿を消しました。
しかし、危険な添加物を使わなくなった代わりに、食品業界は、ミネラルを抜いたレトルト、冷凍、パック食品を次々と開発。
そこにコンビニが登場して、ミネラル除去に拍車がかかりました。
添加物、残留農薬、汚染物質は、動物の無毒性量の100分の1を大きく下回るように、10分の1から100分の1以下の摂取量にして法律で規制するので、普通にしていれば、あまり心配はいりません。
人の半数が病気になる「推定平均必要量」が設定されたミネラルは、摂取量が基準を大きく下回って危険なのに、放置されたままです。
基準に罰則がないことと、食事に基準が設定されているからです。
ミネラルが人体にいかに大切かは、『金属は人体になぜ必要か』(桜井弘・京都薬科大学名誉教授著)を読めば、すぐわかるのに、栄養専門家は、この本を読まないので、問題に気付きません。
だからミネラル不足は食品添加物の1万倍危ないということを、私が、栄養の専門家や国に代わって訴え続けないと、日本は滅びます。
編集長 小若順一