太陽光発電は世界中で増え続け、10年で約8倍に増え、売上は15兆円ほど。トヨタの3分の1の規模になっています。
装置の9割以上を中国メーカーが、中国と隣国で製造していることが温暖化を加速しています。日本で生産していたら、温暖化は起きていないかもしれません。

中国の規制では、温暖化が進む
工業化が進んでスモッグに悩まされていた中国は、2016年に「大気汚染防止法」を施行し、極微粒子の「PM2.5」を大気中に出さないように規制しました。
これで、工場や発電所の近くの空気は劇的にきれいになり、北京の空気もきれいになりました。でも、今年もスモッグが発生したと報道されているように、大気汚染は残っています。

「 PM2.5」規制はダメ
規制した「PM2.5」より大きなチリは、ほっておいてもすぐ落ちてきます。ところが「PM2.5」より小さなチリは、風に巻き上げられて、なかなか落ちて来ません。
直径が「PM2.5」の10分の1の小さなチリは、「PM2.5」の数万倍から数十万倍の数が大気中に浮遊しています。
だから北京では空気の澄んだ日が少なく、ときどきスモッグが発生するのです。
製鉄所で石炭を燃やすと、いろいろな大きさのチリが煙突から出てきます。すぐに落ちるチリは取り除くのに、中国は、落ちて来ないチリを取り除いていないのです。
こんな中国が、太陽光発電装置の9割を製造しているのに、国連事務総長が世界に呼び掛けて、太陽光発電を推進させているのです。それで、二酸化炭素だけでなく、小さな炭素の黒いチリを含む強烈な温室効果ガスが大量に出て、大気を温暖化し、異常な熱波、山火事、洪水が世界中で多発しているのです。
