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発達障害児が急増
29年前の110倍

発達障害児が29年前の110倍に。この増加原因を調べず、見逃す専門家に責任があります。

最大原因はミネラル不足

 40年前、発達障害児が1000人に1人ぐらいだったころ、発達障害の原因は50ぐらいあると考えられていました。
 10人に1人以上になった今、増加の原因は何かを追及することが重要です。
 人気市販食品を200以上検査した結果、9割以上が、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛が、すべて非常に少ないと実証されています。
 だから、市販食品をいつも食べていると、ミネラル不足で脳の成長が阻害され、発達障害になるのです。
 大人も頭と体が悪くなり、大企業が国際競争で負け、経済が弱くなっています。
 食事摂取基準では、そうなるのです。
 有害な疑いがある食品は、食品衛生法で禁止されています。ところが、食品衛生の専門家は、菌や異物混入をゼロにするため食材を何度も洗わせて、栄養不足で病気になる有害食品にしています。
 食品メーカーには栄養士がいるのに、食品の色を明るく見せようと、磁石やフィルターで食材から鉄を抜き、味に透明感を持たせようとマグネシウムを洗い流し、にがりを含まない精製塩を用いて、鉄とマグネシウムが特別に少ない食品を販売しています。
 責任を果たさない国の専門家たちミネラル欠乏を防ぐのは栄養専門家のはずですが、最新の食事摂取基準2025も、「通常の食生活では、マグネシウム欠乏症はまれである」「生活習慣病の発生予防のため、鉄の下限値を設定する必要はない」と書いています。
 国の栄養専門家は、15年前に私が本に書いた実測値を知らないのです。
 私がミネラル検査を始めたのは、栄養専門家の吉田勉先生が、「食品添加物の一日摂取量調査」を見て、「検査しなさい」と私に言われたからです。
 一つの資料を見るだけで現在を予見した栄養専門家がいたのに、渡邊昌先生を除いて、国の栄養専門家は改善に動きません。
 発達障害児が増えている最大原因は、現在の食品を知らない専門家の怠慢です。