10ヵ月で発達障害にたどり着いた
私がミネラル不足に取り組んだキッカケは中国産毒ギョーザ事件です。
2008年2月、「ウエークアップ!ぷらす」(読売テレビ)に出ていた本番中、冷凍倉庫の中に透明な氷があり、その中に、ニンジンなどのきれいな野菜や肉があるのを見て、「中身が抜けている!」と思ったからです。
3月号は毒ギョーザ事件の記事でしたが、4月号で「成型肉」を取り上げました。
5月号は、「栄養のないカット野菜」で「ミネラル不足にならないで」と特集。
6月号「増量肉」、7月号「増量魚」、8月号「増量かまぼこ・竹輪」、9月号「増量馬肉」、10月号は「水増しおにぎり」です。 そして、11月号は、表紙に「ミネラル補給で性格が温和に」。
「ミネラル不足の食品ばかり」「これでは心も体も不調に」(2ページ)。
「『無添加白だし』でミネラル補給」「荒れた気持ち・うつ・こむら返りが改善」(3ページ)。
『いりこクッキー』でミネラル補給」「うつ・化学物質過敏症が改善」(5ページ)。
今と似た記事です。
12月号は「アスペルガー症候群」「奇跡の回復」と、こーちゃんの絵を載せて、発達障害児を治す取り組みを始めた国光美佳さんの原稿が載っています。
発達障害児は、その数十年前から増加を続けていて、当時は3年で倍増していました。
それなのに、子どもの教育と栄養が仕事の文部官僚が発達障害の増加原因に気づかなかったのですから、やはり彼らは大バカです。原因と増加原因を区別する
発達障害の原因は、社会要因、環境要因、遺伝、有害物質などと言われます。
社会要因、環境要因は抽象的すぎます。
遺伝病は10万人に1人だったのが、数人に増えると大きな問題になります。
有害物質も被害者数は似たレベルです。
遺伝病も有害物質も種類がたくさんあるので、集めると病人は増えます。しかし、%を超えて全国で増え続ける原因にはならないので、発達障害の増加原因ではありません。
ヒトに必要な栄養素の基準は、障害のリスクが0.5(=50%)。基準を満たさないと、半数の人が病気になります。
過剰によるリスクはサプリメントを飲む人だけなので、栄養の不足が増加原因の候補になります。だから、ミネラル不足を追及してきたのです。
栄養学者の故・吉田勉先生のアドバイスで市販食品のミネラル検査を行い、200以上の人気食品の実測値を示して、市販食品を多く食べる人は、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の摂取量が、食事摂取基準の推定平均必要量よりはるかに少ないことを実証しました。
そこで、『脳にも悪い! 違反食品』を書き上げて、発達障害児を助け出そうとしているのです。
テレビ・スマホの見せ過ぎ
もう1つの増加原因は、スマホ・テレビを見せ過ぎる育児です。
『スマホ・テレビで言葉遅れ』を私たちは2018年に発行しています。
著者の片岡直樹先生は、「自閉症」と言われていたころから、研究と治療に取り組んでこられた発達障害の先駆者です。
スマホ・テレビの見せ過ぎ育児も、うまく対策を取ると発達障害が治るので、片岡先生は、これまで5000人ぐらい治しています。
政治家や役人は人前ではテレビやスマホの問題点を言いませんが、国が破産する直前になっているので、早く対策を取るべきです。
片岡先生は82歳になられました。先生がお元気なうちに、治療のノウハウを広め、将来に伝えるべきです。
クッキーとダシから始まった
日本の食事のミネラル不足を最初に指摘したのはパティシエの故・弓田亨さんです。ミネラル不足を解消するため『いりこクッキー』を開発しました。
そのとき、私は天然だしを選択しました。
弓田さんの指導どおり、口先だけでなく、体が喜ぶダシを探して見つけ、不調の人をたくさん良くしてきました。
大半の日本人は、4大ミネラルがすべて不足して、腹が減ってイライラしているような状態になっています。不足したミネラルを摂取すると、イライラがすぐ消えます。
神経系が壊れたり、人体のどこかが壊れている場合は、修復に時間がかかるので、症状は消えません。でも、イライラが消えるだけで楽になります。 さらにミネラル摂取を続けると、小さな子は、運が良ければ、そのまま治ります。
子どもの場合は、赤ちゃん返りをしたりするのを、周りが受け入れていると、2週間単位で、症状が階段状に良くなっていきます。
大人の病気が治らなくなっているのも、裏にミネラル不足が潜んでいるからです。 私たちは「天然ダシ」を販売して、15年間で、5000人以上の子どもや大人の不調・病気を治したり、良くしてきました。
この実績を踏まえて、発達障害児が増えて、教育が崩壊し、国が破産して、想像を絶する惨状が生まれる前に、原因除去の対策として、市販食品を食べても食事摂取基準を満たすように、ミネラル強化の対策を取る必要があります。