日本の厚生労働省にあたる保健福祉部は5月2日、児童(6~12歳)2893人と、少年(13 ~17歳)3382人の「2022年精神健康実態調査」結果を発表しました。成人の調査は過去5回実施されていますが、小児·青少年の全国調査は初めて。
調査時点で精神障害の症状がある「現在の有病率」は、児童が4.7%で、少年は9.5%。
最も多い具体的障害は「破壊的衝動および行動障害」で、児童が1.8%、少年は4.1%。
この障害はさらに、怒りと過敏な気分が継続して現れる「敵対的反抗障害」と、他人の基本的な権利を侵害し、年齢に見合う社会的規範に繰り返し違反する「品行障害」に分かれます。
「 生涯有病率」は18%
また、現在と過去のいずれかの時点で精神障害と診断されたことのある「生涯有病率」は児童が14.3%、少年は18.0%。割合の高さに驚かされます。
障害別で最も多かったのは不安障害で、児童が10.3%、少年が9.0%。
不安障害は、さまざまな不安と恐怖で、日常生活に問題を起こす障害です。他に、パニック障害、広場恐怖症、分離不安障害、社会不安障害、特定恐怖症、全般性不安障害などがあります。
1度でも自殺を考えたことがある児童は 0.3%、少年は4.2%で、調査前の2週間に自殺を考えた児童は0.2%、少年は1.9%でした。競争が激しい韓国社会の実情を反映して、非常に深刻な事態です。
日本の「30人に1人」は本当?
日本では、成人も含めた精神障害者は「30人に1人」と言われていますが、調査方法が違うので正確な比較はできません。韓国の多さは衝撃的ですが、日本も増加傾向にあり、特に、うつ病などの気分障害が増えていると厚労省は公表しています。
日本での原因は、長引く不況に伴う労働環境の悪化、生活不安などによるストレス、寿命が伸びたことによるアルツハイマー病の増加など、と専門家は言います。
しかし、国も専門家もミネラルが不足している事実を知らないので、ミネラル不足が感性や感覚を壊し、精神の柔軟性を弱めていることが原因とは想像もつきません。
ミネラル摂取を増やして、子どもを育て直す対策を取れば、その子の本来の感性や感覚を取り戻せるので、精神障害を減らすことができます。(小若)