国際会議
コーデックス・第2回バイオテクノロジー応用食品特別部会
(幕張)速報-3月29日-
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本日のまとめ

10:00〜13:05 議事録の採択
13:05〜14:30 昼食
14:30〜16:30 議事録の採択

■予定では13:00に終了するはずだったが、その時刻になっても半分も終わっていなかった。昼食を挟んで午後も議論が続き、ようやく16:30に終了した。

■コーデックスの議事録は、各国の発言をすべて書き出したものではない。10ページ程度に収まるよう、概要のみが記されている。

■コーデックスの会議は、常に、他の部会でどのような話し合いが行われているかや、どのような決定があったかに左右される。そのため、他のコーデックス部会への報告に使われる議事録は、会議に参加していなかった人が読んでも誤解を受けることのない、忠実に話し合いの内容を反映したものでなければならない。

この特別部会では、アメリカ、カナダなど遺伝子組み換え食品推進派、そして、ヨーロッパ諸国など慎重派の溝が埋まることなく、お互い妥協しないまま議論が進んだ。議事録をめぐっても、お互いの見解の違う箇所が思いのほかたくさんあり、「この書き方では、事実を忠実に反映していない」と各国が述べ、微妙な言葉使い(wording)をめぐって、火花が散った。

■ようやく議論が収まり、議事録が採択されたのは16:15くらい。その後、スウェーデンがEUを代表して、またアメリカが、議長および事務局を務めた日本政府に謝辞を述べた。それを受けて、吉倉議長は、「話し合うことはまだまだたくさんある。特に追跡可能性(traceability)の議論は時間がかかる。来年は、どのようにこの議論を進めるか、も考えなくてはならない」と述べた。


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