「食品と暮らしの安全」最新号
2023年3月号(No.407)
PFAS(有機フッ素化合物)で脳梗塞?
汚染された水道水を長年飲み続けてきた
東京多摩地域の住民の血液検査をしたら、
欧米の安全基準を大幅に上回るPFASが検出され、
体調の異変を訴える人も続出。
長年、脂質異常症に苦しみ、脳梗塞も発症した住民は、
血液が高濃度のPFASに汚染されていても
PFASが健康診断の項目にないので、見逃されてきたのです。
米軍基地が汚染源とわかりきっているのに
アメリカに弱腰の政府は対策をとれないので
令和最大の公害問題に発展します。
防衛省の初見解!●ミサイルから原発をどう守る
日本の安全保障で最大の脅威は、原発へのミサイル攻撃です。
防衛省 報道室に、原発防衛について初めて聞くことができた後、
岸田政権が原発の60年超運転を決め、さらに大課題になりました。
防衛省への質問事項は以下の4項目です。
@国土防衛における原発の位置づけ
A原発攻撃への対応策
B原発防衛は可能なのか
C複数の原発攻撃を防衛できるのか
回答から
原発防衛への防衛省・自衛隊の熱意や決意は十分うかがえましたが、
現時点では、どうやら完璧な原発防衛は難しそう。
では、最善の防衛策とは?
学校給食を有機に!
有機米や有機野菜など有機食材を給食に取り入れる動きが、
日本各地の小中学校の間で急速に広がり始めました。
今後、有機学校給食が全国的に増えていくのは間違いありません。
ただし、問題はその中身。
有機給食といっても、食材が100%有機とは限りません。
有機学校給食を実践している自治体の中には、
ネオニコチノイド農薬が残留した「特別栽培農産物」を、
あたかも、農薬や化学肥料をあまり使わない安全な農産物として
扱っているところもあります。
このままでは、月に1回、有機米を給食に出すだけで、
「有機給食を実践しています!」と自慢する自治体が全国に乱立する
「有機給食バブル」を招きかねません。
骨の強化にサプリは禁物
「骨を丈夫にするのに必要不可欠なカルシウムとビタミンD。
しかし、安易にサプリメントで補給すると、逆に健康を損ねる」と
寺澤政彦医師からの警告です。
健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限が「耐容上限量」。
カルシウムにも耐容上限量があり、
過剰に摂取すると健康障害を引き起こすリスクがあります。
通常の食品からの摂取で耐容上限量を超えることはありませんが、
サプリメントで補うときは注意が必要です。
ビタミンDは、ビタミンという名前は付いていますが、
実はステロイドホルモンの一種。
骨の健康を維持する以外にも、多様な役割を担っていて、
生きるために必須の成分(ホルモン)ですが、
ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、過剰摂取すると、
肝臓に蓄積して健康障害が起きます。
では、効率的に上手に骨を強化する方法は?
寺澤先生の提案とは……。
【CONTENTS】 永遠の化学物質●PFASで脳梗塞? 防衛省の初見解!●ミサイルから原発をどう守る 基金のパブリックコメント●ミサイルから原発を守れない 自民党と統一教会●恥を知れ!細田衆院議長 学校給食を有機に! 「ありがとう、日本!」C●報道賞の創設に貢献 ウクライナ現地情報K●世界の友朋と共に 教えて!寺澤先生●骨の強化にサプリは禁物 アメリカ●酒は百薬の長にあらず!? 中国●人口減とロシア支援の重荷 経済●転落を回避する金融政策を 質問●コロナワクチン後遺症が心配 農薬と発達障害の関係は? ミネラル実測 ●「完全メシ 豚辛ラ王 油そば」 ●「ベースブレッド」
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