国際会議
コーデックス・第13回アジア部会
(クアラルンプール・マレーシア)-9月17日〜20日-

まとめ

開催日:2002年9月17日〜20日
議長国:マレーシア
議長:Datin Dr. Hjh.Harrison Aziz Shahabudin (ダティン ハジャ ハリソン アジズ シャバブディン博士)(マレーシア保健省) 
参加人数:約180人
参加国:加盟国:18 ヵ国 (バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、大韓民国、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイ、ベトナム)*欠席はモンゴル、ミャンマー、朝鮮民主主義人民共和国。
オブザーバー国:3ヵ国(アメリカ、オーストラリア、カナダ)
国際機関・NGO:6団体

IACFO(食品国際消費者機構)からの参加者 チェンジ・コーデックス市民の会、日本子孫基金より:熊澤夏子、遠藤諭子 合計2名

議題
開会
議題1 議案の承認
議題2 第24回総会と第49回、第50回執行委員会からの事項について
議題3 コーデックス及びFAO・WHOによる食品基準に関する活動の評価
議題4 中期計画(2003年〜2007年)の検討
議題5  インスタントヌードルに関する規格(step4)
議題6 トレーサビリティ(追跡システム・製品のトレース)の検討
議題7 機能性食品と新規食品に関する検討ペーパー
議題8 食品基準・規制に関する能力構築(Capacity Building)について
議題9 食品管理と安全性問題…各国からの報告
議題10 コーデックス及び国内法規制作りへの消費者の参加…各国からの報告
議題11 次回の議長国決定
議題12 議事録の採択

決定事項

インスタントヌードルに関する規格→ステップ5に。今後は、総会にかけられ、承認を得たら、穀類・豆類部会へ持ち込まれることなる。穀類・豆類部会は休会のため、文書でのやりとりとなる予定である。

次回第14回アジア部会は、2004年、韓国ソウルで開催される予定

◆北米とオーストラリアも参加。アジアに目を光らせている。

地域調整部会は、その地域特有の問題に焦点を当てて話し合うため、原則的にはその地域の国が参加する。もしも地域外の国が参加したい場合には、オブザーバーという形での参加になる。今回のアジア部会には、アメリカ、オーストラリア、カナダが参加。発言はほとんどなかったものの、アジア色の強かった前回とは雰囲気が違った。

「アジアなしでは世界の食はありえない」とタイ政府代表が発言するほど、アジアは世界に食を供給している地域である。また、人口増加に伴い、将来、食の大きなマーケットになることも確実である。アジアの動向が世界に与える影響は大きいため、アメリカ、オーストラリア、カナダもわざわざアジア部会にまで出向いたのだろう。