「CO2地球温暖化説」は間違い

ミニ氷河期前兆?


「人為的CO2 の増加によって地球は温暖化している」
この定説に反して、地球の気温は下がっています。
温暖化対策は、まるで的外れの可能性が高くなっています。


●いつから始まる?「ミニ氷河期」

 「太陽弱まる」「ミニ氷河期前兆?」と、2009年6月1日の朝日新聞に記事が出ました。
・「太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる」
・「活発さの指標となる黒点がほとんど現れない」
・「17〜18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、英国のテムズ川が凍るなどミニ氷河期に陥った」
・「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」
と、研究者も慌て始めたというのです。

 「地球の気候は、当面は寒冷化」という記事を早くから何度も載せていたのは、日経新聞。
こちらは、温暖化説と寒冷化説を併記し、「気温の自然変動が、温暖化を抑制している」という内容です。
こんな記事のことを忘れかけた7月になると、本当に「ミニ氷河期」に向かうと思わせる天候になりました。
全国的に梅雨が長引いて、北海道からは一時「寒い夏」と伝えられました。
8月に入ると、西日本から徐々に暑くなって、天候は持ち直しました。

●2008年に気温が0.1℃下がった

 イギリス気象庁によると、2005年をピークに地球の平均気温が下がり始め、2007年から2008年にかけては、気温が0.1℃も下がりました。
不況になってもCO2の大量排出は続いているので、「CO2温暖化説」に従えば、温暖化傾向が鈍ることはあっても、気温は高くなるはず。
それが下がったことは、CO2地球温暖化説が間違っていることを示唆しています。
確実にいえることは、人為活動による温暖化より、地球自体の気候変動の方が大きい、ということです。
 温暖化の理由は、かつては諸説がありました。それがほとんど排除され、
1997年に京都議定書が採択されて以降は、「人為活動によるCO2増加」が定説です。
そして、CO2の排出規制だけが国際的に議論され、国内の政策にも反映されてきました。
この「CO2地球温暖化説」が、2008年に崩れていたのです。

【図】地球の平均気温(日本経済新聞(2009年2月2日付))
地球の平均気温

月刊誌「食品と暮らしの安全」2009年9月1日発行 No.245

>>心配な寒冷化〜槌田敦氏インタビュー〜(月刊誌「食品と暮らしの安全」2009年9月号No245)


関連書籍

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