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IH調理器の電磁波

IH(電磁誘導加熱)調理器の電磁場について
日本電機工業会、メーカーとのやりとり

日本子孫基金から日本電機工業会への質問書
日本電機工業会から日本子孫基金への回答
 

コメント
1、について。IH調理器からの電磁場の測定条件の国際規格があるとのことですが、内容を聞いてみると調理器から30cmの距離で測定するという内容。だったら取扱説明書に「人体防護ガイドラインの合否判定は、調理器から30cmの距離で測定したもの」という但し書きをいれるべきです。そうすれば消費者の中には30cm以内に近づかないようにしようと注意する人もでてくるかもしれません。工業会では会のホームページで積極的に情報を開示して説明していきたいという事です。日本電機工業会の今後のホームページの改善に期待しましょう。(http://www.jema-net.or.jp/Japanese/kaden/kaden.htm)

2、について、口頭では、「低減措置は各メーカーが自主的におこなうもので、工業会が押しつけるものではないので」と言われました。各メーカーの回答に期待しましょう。

3、科学的に結論は出ていないものの、リスクがあり得るものについてどのように対処するかが、今企業に問われていること。特にIH調理器のような今後普及が進むことが予想されるような商品の場合、特に慎重にあるべきでしょう。IH調理器がだす周波数(18-21kHz)はこれまで曝露する機会の無かった新しいもの。WHOが問題にしている50/60Hzとは周波数が違うから、問題ないという態度は感心できません。


日本子孫基金からメーカー6社への質問書

メーカー5社からの回答(三洋象印日立松下三菱
テスコムからは未回答(2002.04.25段階)

 

コメント
 テスコムを除いては、日本電機工業会に加盟しているので書面が同様になるのはしょうがないにしても、もう少し各社オリジナリティーを発揮してもらいたいものです。その中では、象印が、質問2の電磁場の低減に対して、「現時点では低減措置をとる予定はございません」と頑なな回答をしてきたことは評価できます。現時点と言わず、ずっとこの頑なな姿勢を取り続けて下さい。他社は「改善に努力する」と言っているので、きっと数年後には象印の調理器だけが、ダントツで強い電磁場を出していることでしょう。「改善する」と回答したメーカーは、改善したら、どれだけ低減できたのかデータを公表して下さい。テスコムは唯一日本電機工業会に加盟していないので、オリジナリティーのある回答を期待していますが、まだ回答はありません。先日電話したら「日本電機工業会の回答をぜひ見せて欲しい」と言われました。まねしないで、自分で考えて答えて下さい。回答が来しだい掲載します。




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