福祉・教育・環境を守る行政改革とは?
月刊誌記事から>木下敏之・元佐賀市長へのインタビュー(2006年3月号No203)
学校給食パンを安全にと、原料小麦を国産に、給食食器は環境ホルモンの心配のない強化磁器製。
ダイオキシンを出さないために非塩ビキャンペーンを行い、公共の建物でシックハウス対策を推進。
本誌は精力的に改革を進める木下市長を2000年3月に取材し、2001年には、会員を募って佐賀を訪れました。
木下氏は18年ぶりに佐賀市の赤字を減少させるなど手腕を発揮。
福祉、教育、環境、IT、入札など改革に取り組み、黒字財政を実現しながら、2005年秋の3期目市長選で落選。
改革された側の巻き返しにあったのです。
聞き手:編集部

木下敏之(きのした としゆき)氏
1960年 佐賀県佐賀市生まれ。 東京大学法学部卒業後、農林水産省に入省。
1999年3月 佐賀市長選挙に当選。39歳は当時、県庁所在地の市長として最年少。
2005年9月まで2期6年半市長を務める。
2005年10月の合併に伴う新佐賀市市長選挙において4000票差で惜敗。
現在は、さまざまな行革のノウハウを自治体に広げていくための講演や、
コンサルティング活動などを始めている
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●改善改革への壁の大きさ
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編集部 なぜ実績を上げながら敗戦してしまったのか、本当に残念です。
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木下 改善改革を進めるときにつきまとう壁の大きさに気付かなかった油断ですね。それと、広報の不足でしょうか。マスコミに頼るのではなく、改革をやっていることの必要性と中身を市民にきちんと伝えていける手段を持つべきでした。
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編集部 ご自身のホームページでは、率直にお考えや、施策について書かれていましたね。
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木下 そうですが、インターネットを使っている人が佐賀ではまだ少ないですから。
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編集部 改善改革の壁とは?
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木下 財政面で改善をして浮いたお金は、広く薄く使うことになります。
特に今は財政が厳しいから、そのサービス、福祉や教育の事業を削減せずに済んだとか、ちょっと上乗せしたというぐらいの形で、なかなか恩恵が表に見えにくい。
しかし、既得権益を取られた人たちは、非常に恨みが残りますね。
私は市役所のOBのポストを全部なくしました。一番典型的なのは市営駐輪場の管理で、市の現業職員のOBのポストを障害者団体の雇用の場に変えました。
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編集部 当然、仕事をなくした方からの風当たりは強くなりますよね。
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木下 この出来事が、新聞で報道され、「いいことしてる」と思われても、それは一瞬で、市民の意識からはすぐ消えます。
ところが、ポストを取られた方のしこりは消えませんからね。
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●談合しにくくしてコストダウン
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木下 建設業界の反発も強かったですね。
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編集部 防衛庁の談合システムが問題になっていますが、やはり談合ですか?
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木下 談合したとは誰も言いませんけど。
佐賀市では、談合しにくくしたので予定価格の98%での入札が、91%にまで下がりました。予定価格自体も下げましたから、大きなコストダウンです。
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編集部 予定価格の切り下げとは?
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木下 例えば水道の工事事業でいうと、A地点からB地点まで下水管を入れる工事を小さく区切って発注していました。
すると、分割したそれぞれの区間で、それぞれ機械を運んで作業しますから、割高になります。
それを一括の発注にすると、1社が1回機械を入れてずっと使える。当然、単価が下がります。
資材の価格なり経費が、民間に比べてどのくらい高いかなどとメスを入れていったら、工事費がどんどん下がっていきました。
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編集部 業界にとっては痛手だった…。
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木下 業界の不満がたまるもう1つ別の理由は、工事費の増額が認められなかったことです。
鉄の価格が急に高くなったとか、穴を掘ったらものすごく弱い地層で予定外の工事が必要になったとか、工事費が余計にかかる状況になったとき、ギリギリの工事費ではコスト割れします。
私は、必要な増額は認めるよう指示していたのですが、市の職員が認めなかった。
自分の裁量で組んだ予算をオーバーするのは、ちゃんとした積算ができていなかったからと見られる意識があったからです。
それも全部、市長のせいにされました。
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編集部 市職員に対しての改革は?
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木下 市職員を6年で1割以上減らし、既得権益でおかしいものをどんどん切りました。
地方は、財政が厳しくなる一方なので、福祉とか教育、環境改善のためには、人件費削減は避けられないのです。
佐賀市だと、市職員の給料はものすごくいい部類です。まず自分が身を削らなければならない、それが役人の道だと私は思っていますから。
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編集部 しかし、給料を下げられる不満は決して小さくないでしょう。
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木下 選挙中には、冷たい、地元を大切にしないと相手側から宣伝されました。
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●教員・校長の指導力不足を改善
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編集部 教育にも、力をそそがれましたね。
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木下 教育界の闇をずっと追及してきました。指導力不足教員の問題、校長が2年ごとにころころ変わったり、
学級崩壊、学校崩壊が起こっていることとか。
メールでも相談が寄せられ、対応してきました。県の教育委員会や教員の多くが、外部から指摘されるのを、ものすごく嫌うので大変でした。
それでも、佐賀市の指導力不足教員は改善されましたね。
学校崩壊については、ある年の11月頃相談を受け調べたら、どうもその年の5月から崩壊していたらしく、特に中学3年生がひどい。
校長を変える必要があると判断しましたが、県の教育委員会は、変えたくない。「処分しない」のが伝統なんですね。
結局、交代させたのが翌年の4月ですから、そのときの3年生は1年間、ほとんど授業を受けられないままに受験を迎えて、すごくかわいそうでした。
その学校には、大変に優秀な校長先生が志願して赴任してくださり、教頭と一緒に1年かかり、やっと建て直せました。
校長の任期問題にも取り組みました。私が市長になったころは平均して2年です。ひどいところは1年で代わる。これでは、保護者と地域の応援は絶対に得られないですね。
この人が来て5年いるとわかれば、地域との付き合いもできますけど。最低5年ぐらいいないと、校長は勤まらないと思うのですが、2年でいいとすると、校長を経験できる人の数は倍増します。
校長経験があるかどうかで、勲章がもらえたりもらえなかったり、年金に影響したり、いろいろするらしいのです。
結局、校長先生が1つの学校にいる期間を長くして、校長の権限で自由になる予算も増やしました。
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編集部 他にはどのようなことを?
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木下 多動症や注意欠陥症候群の子どもがいるクラスの授業を応援するため、市の単独費用で応援の嘱託員を配置できるようにしました。
また、市の教育委員会に保育所部門を統合しまして、生まれてから中学を卒業するまで一貫して対応する体制もつくりました。
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●小学1年生に大人用の箸
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編集部 学校給食を非遺伝子組換え食品に切り替え、国産小麦粉パンを導入されましたが。
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木下 学校給食会の反対を押し切って、国内産小麦粉を使ったパンを導入しましたが、どういうわけか、あまり県内に広がらなかったですね。
農業に重点を置いている地域なのに、不思議です。県庁の農林サイドからも、働きかけはしてくれませんでしたね。
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編集部 佐賀など九州地方は、北海道に次ぐ小麦の産地なのに、もったいないですね。
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木下 国産小麦粉製のパンが難しいのなら、米飯給食に切り替えればいいのですよ。給食の問題は、他にもいろいろあります。
まず、学校の栄養士が作るメニューは、栄養のバランスは別として、洋食と和食がごちゃ混ぜになっていて、ほんと?と思うようなことがたくさんあります。和食を基本とすべきです。
箸にしても、小学校1年生に大人用を使わせていたのです。また、鶏の唐揚げに、先割れスプーンが1本だけ出てくる。
そういうことを平気でやりながら、栄養士が大事だ、食育が大事だというのはおかしな話じゃないですか。
私はまず子どもたちが握りやすいサイズの箸を出させました。


学校給食を安全に
2000年6月から非遺伝子操作の食材に段階的に切り替えられた。
2001年4月からパンを国産小麦粉製に。
子どもたちが使っている食器は、特注の地場産 強化磁器。
環境ホルモンが懸念されたポリカーボネート食器は全面廃止になった。
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国産小麦粉のパンを作る工場を、安全基金スタッフと会員で見学(2001/8)
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●給食の調理・片付けだけを民間委託
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編集部 給食を民間委託にされましたね。「民間委託」は改悪で、“子どもたちの安全が守られない”と、一般的には考えられていますが…。
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木下 民間委託の中身をよく見てほしい。何を委託するのか、それから実際に学校の現場がどうなっているのかなどです。
佐賀市の民間委託は、調理と後片付けの部分だけで、食材の調達とメニューを決めるのは職員である栄養士です。
正規の調理師は、夏休みなど学校が休みのときはほとんど仕事がなく、楽で、恵まれた職種です。
それなのに、箸の種類が増えたら手間が増えるとか、地元産の調達についても、土が付いている、形が不ぞろいだから扱いにくいと抵抗するなど、問題は少なくありませんでした。
民間委託したところ、先生方からは喜ばれました。教育上の理由で給食の時間を遅くしたいとか、早めたいなどということを、調理師が嫌がっていたのだそうです。
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●民間委託で保育所の食事が向上
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編集部 市立保育所の民間委託も推進されましたね。
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木下 これも労働の質とコストの問題ですね。公務員が「働いている」と思っても、民間に比べると十分でないことが多い。民間委託で、保育所の数を増やしました。
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編集部 民間委託で質が落ちるという反対はありませんでしたか。
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木下 質以前の問題がありました。
民間から佐賀市立の保育士になった新人が、「自分の保育がやれるから楽しい」と言うのを聞いたとき、「えっ」と驚きました。
新人の保育士が自分のやりたい保育ができるなんて、とんでもないことでしょう。
調べてみると、こういう保育をやりますという理念が、保育所にありませんでした。
逆に言うと、理念のしっかりした民間の保育所に受けてもらった方がいい。民間委託は、どういう人が受けてくれるのか中身が大事なのです。
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編集部 民間委託になって、親の負担は増えたのですか。
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木下 公立は人件費も負担しますから多少は手厚いかも知れませんが、運営費は、民間でも公立であっても全額税金です。
親が認可保育園に払う保育料は、民間でも市立でも同じで、変わりません。民間委託は、保育士が定年になったら委託していく形で、段階的に進めていました。
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編集部 委託先を選ぶのはどうやって?
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木下 選定委員会をつくって、公募しました。食に力を入れている保育所など、理念のあるところが入ってきてくれています。
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●コンパクトな都市に
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編集部 少子高齢化の解決策はどのように取り組まれたのですか?
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木下 コンパクトシティにするという方向性を2年前に打ち出しました。都市機能を集約するという選択です。
このままでは田舎はもうもたないですよ。ある町では、デイサービスも、片道1時間とか1時間半、雪の時には2時間かかって行き、今の単価ではコスト割れです。
配食サービスは税金を入れてもたせています。国からの金は減りますから、これからどうするか、ものすごく大きな課題ですね。
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編集部 どうすればいいと?
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木下 私は、リタイヤした団塊の世代の仕事ではないかと思っています。
この方たちに安い金で動いていただかない限りは、もうもたないと思っています。
ドイツでは都市を意識的に縮める政策をとっているそうですが、過疎地の場合にそういうことができるかどうかです。
これから田舎の町がやるべきことは、市営住宅を町の真ん中に作るということでしょうね。でもね、田舎はまだ経済が大きくなるという夢を追っている人が多いのです。
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編集部 シックハウス対策はいかがですか?2001年に伺ったとき、ひどい対策にびっくりしましたが。
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木下 あの後、職員は勉強しましたよ。
シックハウス対策というのは7年前の当時としては画期的だったのです。
シックハウスという言葉自体みんな知らなかったし、一生懸命調べて作って、当時の建設省の基準は満たし、ほめていただくつもりが皆さんの批判を浴びて…。
でも、厳しいご意見に奮起しましたね。
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シックハウス対策第1号の「急患センター」を、安全基金スタッフらが見学(2001/8)。
問題点を厳しく指摘された木下市長は、
その後すぐに、シックハウス対策の徹底に動いた。
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●国の交付金が減ることに対処
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編集部 さまざまな改革に取り組んでこられたことに驚いていますが、これだけ実績を上げた市長が負ける実態は何なのかと、改めて考えさせられます。
ところで、市長が交代した佐賀市の展望をどう見ますか?
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木下 在任中、将来に向けた貯金を100億円くらい作りました。
これから団塊の世代が定年を迎えるので退職金が必要ですし、国からの交付金も減る時期を迎えます。
それらの対処に貯めたのですが、これを使いつぶすつもりなら当面は、住民に痛みは出ないでしょう。
企業誘致など、種をまいた事業も育ちますから一定の成果も上がるでしょう。
私が人事をした人間が残っているので、あんまり無茶苦茶なことはしないはずですが、人が代わったときにどうなるかですね。
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編集部 100億円残したとはすごい。
しかし、4年後に木下さんが復活しても、大きく後退したところからのスタートになりますね。
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木下 いや、出馬するかどうか、今はまだ考えられないです。
1つは財政上の問題です。お金のかからない選挙をしてきましたが、3回の選挙にかかった費用は、後援会の維持費も含めて5500万円でした。それに対し6年間の歳費は約8000万円です。
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編集部 すると年間400万円ほどで生活されていたということですか?
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木下 妻のやりくりに感謝しています。それに、地方政治の問題がよくわかり、かなりの成果も挙げることができました。
今後、財政改革をきちんとしないと、多少の増税をしても福祉、教育環境は後退します。
私のやり方ならそれを食い止められると考えているので、行革のノウハウを広げていくための講演や、コンサルティング活動などをしていこうと考えています。
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編集部 どのような政治が行われているか、住民がきちんと見ないと、住民自身が増税などの被害を受けることになるわけで、
市民としての成熟度が問われているということですね。
財政改革ができるかどうかも、市民の意識にかかっているとつくづく思います。
今後もご活躍されることを期待しています。
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2006年3月1日発行 No.203
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⇒なぜ行政の改革は必ず失敗するのか












