食品と暮らしの安全 プレスリリース
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  コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.7
    Date : 2005/05/13 (Fri)

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コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.7:2005年5月13日
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●5月13日 議事録の採択が行われた。遺伝子操作食品の表示、原産国表示
などに関して、議論の内容が正しく表現されているか、多くの意見が出たが
予定通り12時には、採択された。

■今回の表示部会のまとめ■

●原材料%表示の規格がステップ3からステップ5へ

もともとIACFOが提案した、原材料%表示の議題が、今回、ステップ5まで
すすんだことは、大きな成果である。

食品と暮らしの安全基金も、かつて、タイで行われている原材料%表示の
調査を行った。

その際に

・「そば」なのに、そば粉はわずか3%で、残りの97%は小麦粉
・「野菜たっぷりのソース」と宣伝されているのに、
  糖分は30%以上もあり、野菜よりはるかに多い。

などの日本製品があることを確認した。

消費者が食品について正しい理解を深めるために、%表示はとても役に立つ。

この議題は、今年7月の総会でも話し合われるため、IACFOは、引き続き、
この規格の話し合いが進むよう活動を続けて行きたいと思う

●遺伝子操作食品表示の議論は進まず、作業部会設置に。

遺伝子操作食品表示の議論は、今回もアメリカ、アルゼンチン、メキシコなど
が妥協を見せず、ほとんど進まなかった。

来年の表示部会に向けて、作業部会が設置され、この部会での意見や書面での
意見などがすべて、1つの書類にまとめられる。この書類をステップ3として
来年は話し合うことになる。

CI(国際消費者機構)は、議論を遅らせる策略として落胆を見せていた。

しかし、私はカナダが姿勢を変えたことは大きなすばらしい変化だと考えて
いる。

これまで、遺伝子操作食品の表示の方法を巡っては、大きくわけて3つの
姿勢があった。

a)栄養成分や使用用途などが従来の作物と大きく異なる場合にのみ表示
(アメリカ、アルゼンチンなど)

b) a)に加え遺伝子組み換えDNA,タンパクが検出できるものに表示
(現在の日本の表示がこのタイプ。)

c) a)b)に加え、DNA、タンパクが検出できなくても、遺伝子組み換えの
 原材料を使っていれば全て表示

 製造方法表示(method of production labelling)という言葉で
 呼ばれている。
(EU加盟国、ノルウェー、スイスなど)

c)に関して、EU加盟国は、コーデックス規格として義務表示にできるように
と考えている。

カナダは、c)が、産業界による自発的な表示であればオプションとして、
コーデックス規格に入れることを提案しているのだ。

このようにEUとカナダの意見は異なる。しかし、これまで、一切 c)は
コーデックス規格に入れないようにと考えてきたことから考えれば、
カナダかなり大きく妥協し始めたといえる。これは、カナダ国内でも、
消費者が表示を強く求め始めたことも影響している。この動きが、アメリカに
今後影響を与えることは間違いない。

来年こそは、進展が見られるよう期待したい。

●IACFOの活動が地元紙で大きく取り上げられた

複数の地元の新聞に、この表示部会でのIACFOの活動が取り上げられた。

この新聞は、後日ブログに掲載します。

■そのほか■
今年も無事に終わりました!

今回は初めてブログに挑戦しました。インターネット環境はあまりよいとは
いえない中でしたが、写真、音声、ビデオ入りのブログを更新できたて、
本当にほっとしました。

  ┌────────────────────────────┐
  │日本語版 http://iacfo.weblogs.jp/codex/
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ブログについてのご感想などございましたら、ぜひ、送ってください。
このブログは、今後のコーデックス部会でも、引き続き続けていく予定です。

今後のIACFOのコーデックス参加予定は、

・総会(7月・ローマ)
 ブルースシルバーグレード会長参加予定)
・バイオ(遺伝子操作食品に関する)特別部会(9月・幕張)
 食品と暮らしの安全基金参加予定)

です。

ブログに関して、または、今回の表示部会、今後のコーデックス部会に
関して、マスコミの方で取り上げてくださる方は、ぜひ、ご連絡を
お待ちしております。

http://iacfo.weblogs.jp/codex/


  コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.6:2005年5月11日
    Date : 2005/05/11 (Wed)

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コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.6:2005年5月11日
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●IACFOコーデックスブログはこちら

本日は、遺伝子操作食品の表示に関する音声リポート、
    原材料%表示に関するビデオレポート

を公開しています。

  ┌────────────────────────────┐
  │日本語版 http://iacfo.weblogs.jp/codex/
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■本日(5月11日)の議題■
議題5 遺伝子操作食品の表示
 作業部会の開催について

議題6 包装食品の表示に関する一般規格の修正案
    (原材料パーセント表示)Step4
議題8 広告に関する討議資料
議題10 その他、次回の会議

■遺伝子操作食品の表示■

カナダが議長国となって、E-mailによる作業部会を行うこととなった。
この作業部会の報告は11月までにまとめられ、次回の表示部会の前に各国・NGOに配布
される。

■原材料パーセント表示■

原材料パーセント表示に関しては、この本会議開催直前の5月7日に作業部会が開かれた。
この作業部会の報告がされた後、規格が1文1文話し合われた。

1文1文において、多くの意見交換がされ、この議題に各国が大きな関心を示していることが
明らかになった。この議題はもともと私達IACFOが提案したものだけに、これだけ、熱心に
話し合われたことは、とても感慨深い思いがする。

合意されなかった点はカッコ書きで残されているが、この規格をステップ5としてすすめる
こととなった。

この議題に関するIACFOのコメントは、ビデオレポートとしてブログで公開中。

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  │日本語版 http://iacfo.weblogs.jp/codex/
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■次回の会議■
次回はカナダ・オタワにて5月1日ー4日に行われる。

■今後の議題予定■

5月12日は議事録の準備のため、会議は行われず、1日休みとなる。
5月13日に、議事録の採択が行われる。


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  コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.5
    Date : 2005/05/11 (Wed)

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コーデックス(国際食品規格)プレスリリース:2005:No.5:2005年5月10日
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●IACFOコーデックスブログはこちら

QUIDに関するビデオレポート・写真入りの報告がこちらから見れます。
本日は、会議開始前の会場の様子のビデオを公開しています。
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  │日本語版 http://iacfo.weblogs.jp/codex/
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■本日(5月10日)の議題■

議題9 トランス脂肪酸の定義に関する検討
議題5 遺伝子操作食品の表示
a)  包装食品の表示に関する一般規格の修正案
(遺伝子操作技術由来/遺伝子組換え食品の表示に関する勧告案)
:定義(ステップ7)
b) 遺伝子操作技術由来/遺伝子組換え食品及び原材料の表示に
関するガイドライン案: 表示規定(ステップ4)
議題7 原産国表示についての検討


■遺伝子操作食品の表示■

今年もまた、長い議論が行われた。

昨年と大きく様子が変わったことは、これまでアメリカとほとんど歩調を
あわせていたカナダが、違う動きを見せたことだ。

遺伝子操作食品の表示を巡って、各国の意見は大きく分けると3つに
分かれている。

a)栄養成分や使用用途などが従来の作物と大きく異なる場合にのみ表示
(アメリカ、アルゼンチンなど)

b) a)に加え遺伝子組み換えDNA,タンパクが検出できるものに表示
(現在の日本の表示がこのタイプ。)

c) a)b)に加え、DNA、タンパクが検出できなくても、遺伝子組み換えの
 原材料を使っていれば全て表示
 生産方法の表示(method of production labelling)という言葉で
 呼ばれている。
(EU加盟国、ノルウェー、スイスなど)

昨年までは、カナダもアメリカと同じa)の考え方で、c)については、
一切規格にしないことを提案してきたが、今年は、c)を各国のオプショ
ンとして規格にすることを提案してきたのだ。

これで、アメリカはかなり孤立した状況となった。

本日の議論時間のほとんどを割いて話し合いがされた結果、
カナダが議長国となって作業部会を設置し、今日出た意見や書面でだされ
た意見をすべてまとめた書類を作成することとなった。作業部会が、E-mail
によるものになるか、実際に会って行う会議になるかはまだ未定。
調整後に明日、どのようにするかが提案されることとなった。

現在、ステップ7となっている定義の部分は、ステップ7のまま、
新しくカナダの作業部会で作られる書類に組み込まれることとなった。
また、旧ガイドライン案は、当面ステップ3とし、新しく作られる書面も
ステップ3として作成される。

IACFOは「遺伝子組み換え食品の表示を世界中の消費者が望んでいることは
明らかである。この話し合いが前に進めなければならない。また、生産方法
の表示は、有機食品の表示などでこれまでも使われており、消費者に役立つ
情報を与えてきている。遺伝子組み換え作物に関しても、生産方法の表示
(遺伝子組み換えDNA、タンパクが検出されるかどうかにかかわらず、
組み換えであれば表示をする)について、話し合いを進めることが必要である」
とのコメントを述べた。

日本政府も、アメリカのように話し合いをa)に限定するアプローチに反対を
していた。

【感想】
この議題に関して話し合いを辞めるという最悪のシナリオは避けられたと
いえる。今回も、規格の内容に関しては話し合われなかったことはとても
残念だ。

作業部会の設置で、話し合いが単に先送りになっただけという意
見もあるが、今後、少しでも早く合意に達することを望みたいと思う。

カナダが表示に理解を示したことは、大きな変化だ。今後、アメリカはさ
らに孤立を深めるだろう。各国の消費者がアメリカにも表示を行わせるよ
うにプレッシャーをかけていくことが必要だ。


■原産地・原産国表示■

原産地・原産国表示に関してはすでに、コーデックス規格が存在するが、
ヨーロッパ諸国から、これをもっと詳細にすべきであるとの提案が出ていた。

これは、原産地表示が消費者を誤解させているケースがあるからだ。

日本でも、過去に消費者に誤解を与える原産地表示があった。
たとえば

・「紀州産うめぼし」と書かれていたのに、うめは中国産で、紀州で漬けただけ
・「焼津のアジの干物」と書かれていたのに、アジは韓国産で、焼津で加工しただけ
・「国産うなぎ蒲焼」と書かれていたのに、うなぎは中国産で、国内で焼かれただけ

などの例である。

日本では現在、これらのすべてに「原材料原産地表示」を義務付けたことで、
上記のような誤解を生む表示は違法となった。

しかし、各国では、このような原材料原産地表示がないために、消費者はまだまだ
誤解したまま商品を購入しているのだ。

日本の消費者も、輸入加工食品に関しては、誤解している点がたくさんあると
思われる。

たとえば

・「デンマーク産ソーセージ」と書かれているが、原材料の肉はイギリス産
・「フランス産チーズ」書かれているが、原材料のミルクはニュージーランド産

などの例が考えられる。

この議題の話し合いの継続をヨーロッパ諸国、韓国、CI、AOECS、そして私達
IACFOが賛成したが、議長は、十分な数の国が継続を希望していないとして、
この議題の話し合いを打ち切りとした。

日本は、現在のコーデックス規格が各国によって異なるさまざまな解釈がで
きることを認めたにも関わらず、この規格の改正を支持しないという発言を
行っていた。

様々な解釈ができる規格というのは、規格としては問題があるから改正した
ほうがよいという結論に持ってくるのが、通常の考え方なので、
この発言には、議長もやや混乱し、他の国もちょっと意外な反応をしていた。

日本は、「原材料原産地表示」という消費者の誤解を少しでもなくす良い表示を
始めているにも関わらず、これに関して主張しないのは、非常に残念である。

しかし、原材料原産地表示に関しては、消費者の要望が各国でかなり異なるので
国際的に合意をするのは非常に困難であることは理解できる。

また、会議終了後、この話し合いの打ち切りは、議長の独断であるとして、強い
反発を示す参加者も見られた。

■トランス脂肪酸の定義■

カンマの位置など、微妙な点で定義が変更されたものの、
日本語に直すとほとんど変化はないように思われる。

仮訳
「トランス脂肪酸とは、非共役型の、少なくとも1個のメチレン基によって
離されているトランス配位の炭素-炭素二重結合を有するモノ不飽和脂肪酸と
多価不飽和脂肪酸の全ての立体異性体」



■明日(5月11日)の議題予定■

議題5 遺伝子操作食品の表示
 作業部会の開催について

議題6 包装食品の表示に関する一般規格の修正案
    (原材料パーセント表示)Step4
議題8 広告に関する討議資料
議題10 その他、次回の会議


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